テレビ神奈川をご覧になってくれた皆々様、どうもでした。
恥ずかしながらうちのTVではtvkが映らない(テレビのせい)。
厳密に言うとうっすらとは映る。「あ、石原さんだ、とか糸井さんだ、とかは声とのトータルでわかった。そう、音声はやけにクリアーに入る。
もちろん自分が出てきたときはわかったけど、
おかしかったのが「もう、一目ぼれでしたね(なんでこの商店街に?っていう質問に対して)」っていう答えのあと、「どういうところが?」っていう質問へのレスで、
既に俺やインタビュアーの人は画面から消えて、商店街へと映像が変わってるのに、
「こちゃこちゃ~としたところがもう、一目ぼれ(同じフレーズ使って芸がない)でしたね」っていうセリフだけ、俺の声だけが商店街映像のバックに使われてた。
なんかこういうのってナレーターとかインタビュアーがやりそうな感じだけど、
たかだかイチ店主の声だけが流れ、商店街映像。俺、何様?(笑)。てかなんか笑える。
あ、でもこれ全部うっすらと映る映像の中での話なんで、
本当はずっと映ってたのかもしれない。
ともあれ、この商店街全体のいい宣伝(特にヤミ市)になったのは確かで、
ありがたいことです。
この取材にまつわる裏話をいくつか紹介しよう。
実際に珈琲文明が映った時間は1,2分だったわけだが、
ロケはうちの店だけで1,2時間はしてた。
特に天井の色変化をおさめたいとのことで、
「夜空から朝焼け」という(暗)→(明)っていうのなら手動で操作出来るんだが、
その逆、つまり「明るい状態から暗くなるところ」(明)→(暗)
をカメラにおさえたい、とのことで、
そうなってくると、22分間、暗くなるまでジッと待つしかないわけで、
何人かのスタッフ及びカメラマンさん、みんなで天井を見上げて、
スタッフが「あと3分で~す」とか言ってたり、
俺も「おお、こういう変化の動画ほしかったんだよなぁ」とか喜んでた。
そしてオンエア・・・
はい、カット。バッサリ全カット(笑)。まぁこんなもんだよなぁ人生って。
もひとつ、この日二階席のインタビュアーの女性にマンデリンを持っていき、
「お待たせしましたスマトラマンデリンアチェです」
って言ったところで、どうやらまだカメラが回ってなかったらしく、
カメラマンさんから妙に恐縮されながら「すみません、もう一回あがって来てもらえないでしょうか」というお願い。こういうのはもちろん全然いいし、やるんだけど、
同じセリフをしかもあたかもそのインタビュアーとはそこで初めて会ったかのような設定なんだとは心得ていたものの、そしてこんな演技のひとつ造作もないはずなんだけど、
こういうある種とりつくろってる姿をこのインタビュアーやスタッフ、なかでもまわりにいた一般のお客さん(この時、メッチャ平常営業中だった)に見られてるっていうのが妙に恥ずかしかったのだ。
なんだか穴があったら入りたいような、何十年人前で歌ってんのよ、っていうのとは全く別次元の・・・
そうして開始したインタビュー・・・
(ほんとは二度目の)「お待たせしましたスマトラマンデリンアチェです」
そして・・・
はい、ここもカット(笑)。人生くよくよしない、これ大事ね。