毎日新聞の夕刊に無事載った。
最初は神奈川県地域限定のチョットしたコーナーかな?
と思ってたけど、全国共通部分のしかも特集で、まるまる1ページが割かれていた。
店の写真も随分撮ってたようだったけど、どうやらボツったようだ(笑)。
いいんですいいんです。活字オタク、いや言葉オタクの俺にとっては、
写真よりも記事の冒頭文
「横浜市神奈川区の六角橋。
昭和の薫り漂う商店街に、
待ち合わせた喫茶「珈琲文明」はあった。
クラシックのBGMとコーヒーの香りに癒されながら、
天井に描かれた青空をぼんやり眺めていると、
トレードマークの帽子をかぶった新井さんが現れた・・・」
これだけでもう十二分に嬉しかった。
これまで頻繁に店に来ていただいていたわけだが、
当初は何処の誰かもわからず、
珈琲の質問があり俺が説明するとかっていうだけの間柄だったのが、
今回のこの取材によって、新井満さんという人物であることを知り、
同時に、芥川賞受賞作家に対して、
拙著「世界一わかりやすい珈琲の本」を差し上げてたこととかが、
急激に恥ずかしくなってきたり、いや、無知であることは強いなぁとか思ってみたり、
ご本人ともコーヒー以外の、音楽系の話などが出来たことが何より嬉しかった。
芥川賞受賞作家で、レコード大賞作曲者賞受賞作家、
これ以上不要でしょ、っていうくらいに多くの肩書きを持つ人で、
これまでも色んな人に「どの肩書きが一番気に入ってますか?」とよく訊かれるそうだ。
「で、どれが一番好きなんですか?」と俺。
すると満さん、
「夫(おっと)かなぁ」
この一言が会話の最後で、お勘定、お帰りに・・・。
華奢な満さんの背中に向かって俺は心で叫んだ。
やっべぇぇ!カッケェェェ!!!!!
ウオォォォォ!!!!!!!!!!!