中学の最後の半年~高校~大学の2年までという、
人生の中でも随分と濃い期間、杉並区の阿佐ヶ谷に住んでいた。
夜には知人で歌人で作家で女優の川上史津子さん主宰の、
「ドキッ♪女だらけの胸きゅん短歌道場」というものを見に、
阿佐ヶ谷ロフトへ。
場所が阿佐ヶ谷なので、当然恐ろしく早く行って、昔をなつかしむ散歩決行。
俺が住んでたアパートは駐車場になってたり、
25年以上たつのに呆れるほど変わってない公園とか、
なかなかに胸キュンだった。
うちのすぐ近くにあった俺にとってはレベルが高すぎてとても入れなかった高校は、
実は妻の母校で、昨日は25年目にして俺はその「近くて遠い高校」の中に、
初潜入した(いやもちろん許可をもらってね)。
そして夜はその短歌道場というかトークショー。
いやぁ面白かった。いつまでもずっと聴いていたかった。
そもそもこの川上史津子さんの十八番としてるのが「エロキュン」という世界。
「エロ」と「キュン」が(一方だけじゃなく)渾然一体となってる世界は、
これまで山田詠美しか知らなかった俺としては、
こういう世界自体でもう大好きに決まっていて、
そういう世界を短歌にするなんざ、いいに決まってるわけで、
既にかなり期待値も高いイベントだった。
川上さん自身による作品をもっともっと読みたくなった。
ネットですぐ読めるらしいから読んでみよう。みなさんもぜひ。
開場中にお客さんも自作の短歌を作って、係の人に渡そう、みたいになってたんで、
俺も一首作ってみた。
頭の中にはもう阿佐ヶ谷のことしかなかった。
朝が嫌(や)で
夜のバイトを阿佐ヶ谷で
帰宅した朝
咲いた朝顔
本番が始まり、「そうかエロきゅん的な短歌ってことか!これじゃエロ関係ないじゃん!」と気づくも手遅れ。ハーフタイムで回収される。
しかもあろうことか読まれてしまった・・・。
楽屋内でみんなで面白かったと一致しました、とか言ってもらえたんで、
一安心だったが、すんませんKY短歌で。
帰りは高円寺まで当然のように歩き、勢いで中野まで歩き、
長浜ラーメンを呑気に食べてたら終電を逃し(笑)、
東神奈川までの終電だけがなんとかあったんで、
そこから歩いて帰宅。いつもながらよく歩いた。
ライブが面白かったからいいけど、
まだまだ阿佐ヶ谷・高円寺・中野の満喫は出来てない。
ていうか中野なんてラーメンしか食ってない。
ブロードウェーとかタコシェとか行きたいんで、
近日中に必ずリベンジを果たす!