浪人時代に使ってた日本史の教科書。現役の時のはボロボロになったんで時代別に裂いてそれはそれで別冊として持ってた。本日関東大震災からちょうど百年。この教科書には「地震と火災による大混乱のなかで、『朝鮮人が暴動をおこした、放火した』といった流言がとびかい、政府も戒厳令を公布して軍隊・警察を動員したほか、住民に自警団をつくらせた。関東全域で徹底的な『朝鮮人狩り』が行われ、恐怖心にかられた民衆や一部の官憲によって、数千人の朝鮮人と約
200人の中国人が殺害された」と明確に書いてある。
そう、「政府」が「戒厳令を公布」し「軍隊・警察を動員」し「住民に自警団を『つくらせた』などかなり具体的に記してある。
一般市民だけじゃなく軍隊や警察ぐるみでっていうのが恐ろしい。
近年こうした記述が「確固たる物証がない」などの理由で「虐殺は『無かった』」とする(しようとする)風潮が情けなくて恥ずかしくてならない。
先日テレビで当時の小学生(低学年生)が書いた日記が公開され、それには「ちょうせんじんをころしてかわにながしてた」とあった。
しかも70人くらいの子供がそういう記述を書いてて書いてなかったのはたった一人だけだったみたいな「事実」が放送されてた。
この複数の子供たちが書いたことは当時の政治家やマスコミや大人たちよりもずっと信憑性があると少なくともオレは思うなぁ・・・
百年ひと昔、こういう子供たちの記述をどうかずっと残し伝えていってくれることを願う。
2023.9.1