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![]() 「I am」という「好きなことや得意を仕事に」がテーマのWEBメディア内での連載記事です。カフェ開業志望の方以外にも脱サラ等考えてる人はぜひ読んでみてください。 さて今回は既に公開された第一回の投稿記事で私が編集部にまず投げた「初稿」をここに貼り付けておきたいと思います。 最終的に公開されているものは字数制限もありまた商業記事という側面からも結果的にライトかつコンパクトになっておりますが、元々の初稿はかなり生々しく赤裸々に書きましたので今回は初稿の完全ノーカット版をおおくりします。少し長く、さらに例えば私ならこんな小さな文字は老眼で読めませんが(笑)よろしければご覧ください。 //////////////////////////////////////////////////////// 「絶対に失敗するカフェの作り方」
仕事辞めたい、老後が不安だ、自分の時間が欲しい、お金より自由、という脱サラ志望者は今も昔も後を絶ちません。 また、ミュージシャンになるぜ!役者になりたい、漫画家になりたい、近年ではユーチューバーになりたい、という夢を抱き、その後いろいろあって人生の方向転換をした際に働き口がない、あってもそれは自分がやりたいことではない、という人たちもまた常に存在します。 かく言う私がまさにそのままの道を通ってきました。 中学1年の時から「ミュージシャンになるぜ!」の人生が始まり、常に頭の中心ど真ん中には音楽があり、大学で就職活動もせずバンドとバイトに明け暮れていました。 バブル絶頂期でしたから大学での就職率は限りなく100%の中、4年生の時に大学から呼び出しが来て「あなたまだ就職先の提出していませんね?早く出してください!」とキレ気味に言われました(マジです)。 今じゃ考えられない「就職内定当たり前が大前提」での対応、今なら炎上案件ですね。 私は当時組んでいたバンド名を書いて提出すると職員さんが「ジャイブジャンク?外資系か何かですか?」と訊いてきたんで「まぁそうですかね(ロックの源流は外国からだし)」と答え、「赤澤智(就職先JIVE JUNK)」と載った卒業者名簿が今も家にあります。 卒業した私は学習塾の講師をしながらバンド活動を続けました。 塾講師は時間給のフリーターで、これが非常に楽しくてやり甲斐もあって10年以上続けました。 やがてバンドは解散し、独りきりになり、その後またバンドを組み(※このバンド「コブラツイスト&シャウト」は未だ現役続行中で今年結成29年になります)、34歳の時にようやく念願悲願のメジャーデビューの話が(バンドとしてではなくソロとして)来ました。 レコーディングも始まり、デビューの日程も決まり、これからいろいろと動き出すという時に私は一大決心をして自らの意志で事務所を辞め、方向転換することにしました。 このへんの経緯を話すと長くなるしディープで生々し過ぎるということやここの趣旨とは外れるため割愛しますが、ひとつ言えるのはこの一大決心は私にとって人生最良の選択だったということです。 ただし、これは今だから「最良」だったと言えることであり、辞めた直後はしばらく茫然として腑抜け状態で、これからどうしよう、どうにもならなそうだけどどうしよう、と部屋で考えてたら気がおかしくなりそうだったため、とりあえず外に出て歩いたり電車で遠くに出かけたりしました(おそらく自己防衛本能だったんだと思います)。 私と同じ歳で脱サラして遅咲きのデビューを果たしたスガシカオ氏が「やりたいことがないならまずは金を貯めろ、いつか大きく跳ぶ時のために」と言ってたことが結構刺さり、そもそもやりたかったことが無いどころか私の場合ずっと何十年もあり続けてそれを失った状態になって、自分がこれから何をしていきたいのかが本当にわからなくなってしまったので、じゃあまずは金を貯めようかと思い、34歳にして初めての就職活動というものをしました。 大学時代のバブル絶頂期とは打って変わって氷河期に加えずっとフリーターで正社員経験のない34歳を雇う会社など全然なく、これは冗談でもなんでもなく私はホームレスになるというイメージまで鮮明に浮かんだりしていました。 どうにかこうにか大手の学習塾に就職出来たのですが、そこいる社員はみんな自分よりも一回り以上も年下のエネルギーハイオク満タンのイケイケ状態の社内環境で、動きの鈍い自分は早々に「使えないヤツ」認定され、山梨に左遷されました。 でもこの山梨で教室長として任されることになり、言わば「雇われ店長状態」なのですが、生徒も講師も募集し保護者と面談し講師とマッチングしてシフトや時間割を組んで・・・つまりそこでの仕事の全工程を自分が把握していなければならない仕事に就いたことは大変ではあれど自分の城を得た喜びもあり、当時八王子の実家から通っていたので最終上り電車がすぐ無くなることもあり一週間の半分以上は教室に泊まっていました。 でも自分の城で快適かつやり甲斐に満ちた中で全力で働きました。 それがお蔭様で業績にも繋がり、年間売上で全国表彰されたり「半年間1人も退会者が出なかった教室」という記録を出し、それは20年以上経った今でも破られていないとのことです。 しかし自分にとってこの塾での仕事というのは「一生の仕事ではないな」ということは早い時期に気づいていました。 でもどうする?何をする?そもそも何が出来る?という自問に何ひとつ考えが思い浮かばないまま時は過ぎました。 この状態になった時に思い浮かぶ発想のおそらく統計No.1(そんなデータあるのか知らないけど)が「お店でもやるか」です。 きっと今いらっしゃる脱サラ志望者の多くもこの「お店『でも』やるか」の発想になってる人が多いことでしょう。 御多分に漏れず、私もこの発想になりました。 でも料理なんてしたことないし、飲食店というものへの知識もゼロでお店を開くのにどれくらいお金がかかるのか知らないし、きっと上手く行かないんだろうなぁと思いつつ、それでも他にやれそうなことが全く思い浮かばなかった私の中に「そういえば音楽を始めたばかりの頃からずっとコーヒーは好きでそれこそ中学生の頃からコーヒーは自分で豆から挽いて飲むくらいにコーヒーが好きだったなぁ」ということを思い出しました。 「コーヒー屋をやりたい」という気持ちには語弊があって、「コーヒー屋以外に選択肢がない」というのが正直なところでした。 そして「じゃあコーヒー屋をやるにはどうすればいいんだろう」という、どこがわからないかもわからないほどにわからない状態に直面し、そこで先のスガシカオの言葉どおりに「まずは金を貯めよう」と思い貯金を開始しました(この時点での不安度120%)。 教育業界にしか身を置いてこなかった自分にとって飲食業界のことは光も射さない違う惑星に舞い降りた感じで、周りは暗黒の世界(この時点での不安度220%)。 暗闇の恐怖というのは明かりを照らして安全を確認していくしかないのでペンライトでひとつひとつ広大な暗闇を照らしていく作業、つまり飲食店の開業に関する本や雑誌を次から次へと読み漁っていったのです。 今のようにスマホも無い時代であるのと普段は仕事があるのでどこかの飲食店に修行しにいくということも叶わず、電車の移動中や帰宅後や休日にとにかくひたすらまずは知識を入れて「暗黒の飲食惑星」に光を当てる作業を繰り返しました。 関連本は120冊くらい読んだことになります。 1冊1500円だとして18万円使ったことになりますが、これを読んでいる人には少なくとも18万円分の有益な情報を(無料で)与えられると自負しています。 お店を開く時にやるべきこと、やってはいけないこと、無駄なこと等、私が4年以上かけて得た情報、さらには開業して15年間の実際の店舗運営で得た極めて有益な情報もこれから惜しみなく公開していきますね。 私は野村元ヤクルト監督(ノムさん)の「勝ちに不思議な勝ち有り、負けに不思議な負け無し」という言葉が好きです。 カフェの経営にしても絶対に成功するカフェの作り方はわかりません。 でも絶対に「失敗する」カフェの作り方を私は見つけました。 皆さんにはまずこの「どうすれば失敗するか」ということを具体的に把握しておいていただきたいと思います。 また、私がノムさんの著書などを読んでいて面白いなと思うところは完全に野球のプレイの話や投手心理であったりあくまでも野球の具体的な事例を紹介している部分であり、そこから一般の社会人や企業戦士は勝手に我が事に当てはめて考えるから面白いと思っているので、ここでも原則として「カフェの開き方(特に失敗する方法)マニュアル」という方向に完全に振り切って話を進めていこうと思っています。 カフェ業界のことを何一つ知らないサラリーマンの方々へ、安心してください、きっとあなたよりもずっと私のほうが何も知らなかったという自信だけはあります。 さて、まず何が知りたいですか? 私だったらやはり「お店を開くのにはいくらお金がかかるか?」ということです。 まずは立ちはだかるこの「お金」の問題に早速次回切り込んでいきたいと思います。 今後とも読者としてお付き合いくだされば幸いであります。 //////////////////////////////////////////////////////// 第二回目以降はぜひ毎週木曜「I am」でご覧ください→
珈琲文明 代表 赤澤 智 #珈琲文明 #赤澤智 #カフェ開業 #脱サラ
by coffeebunmei
| 2023-03-05 17:32
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