特に大仕事なのが通称「文明の【空の上】」、聞こえはいいけどつまり「屋根裏のストックルーム」、いやこれまた聞こえがいいけど、段ボールや古新聞古雑誌雑貨大物小物盛りだくさんのゴミ屋敷みたいな場所にとうとうメスを入れることにした。
いや実際自分でも結構頑張ったんだよ。
でもやっぱりチマチマと進みは悪く、さらに「わぁ、これ懐かしいなぁトラップ」にもまんまとハマり「ダメだもうキッチリ決着をつけよう!」と思い、この度妻が絶賛していたいわゆる「整理収納のプロ」にお願いすることにした→
何より圧倒的説得力があったのが、ここの代表の岡田 麻里(以下「マリさん」)さんはこれまでに手掛けた総合件数が1000件に及ぶという実績でもうこれが全てを物語るだろうと。
オレが考える業界問わず信じられるプロフェッショナルの証とは「長きに渡り持続していること」と「量産出来ていること」である。
この「量産」に関しては特にクリエイター、つまり作家や作曲家、建築家、デザイナー、なんでもいいんだけど何か作品を生み出したとして、そのクオリティもさることながらその人が手掛けた作品が数十の場合と数千の場合ではやはり量産している人のほうがよりプロフェッショナルといえるわけで、そう意味では秋元康さんや小室哲哉さんなんてまさしくプロ中のプロだと思ってる。
えっと、そうそう、それでこのマリさんだよ、千件だよ?千てなかなかだよ。
もうそれだけでオレには説得力十分だった。
もう1人スタッフ率いて2名体制で進む進む。
オレは基本「要不要」をガンガンにジャッジしていくだけであとはお任せ。
「デカいブツや力仕事が必要な時は声かけてくださいね」と言いオレは下で店の作業してると再び「要不要ジャッジ」で呼ばれて上って見るとデッカイ桐ダンスの位置が動いててビックリ。
見かけによらず超絶怪力マリさんなのか!?というともちろんそうじゃなく、タンスの引き出しを全て出し、タンスを女性二人がかりで動かし、引き出しの中身は整理収納完了。
長い時間かければそれなりに出来そうではあるが何しろ凄いスピードでそれは終わっていた。
半年以上かけてオレがやってきたこと(以上のこと)をわずか数時間で完了。
もうオレには「こんまり」より「おかまり」。
足の踏み場が出来たどころかエアコンさえ完備すればちょっとした「レトロレンタルルーム」にもなりそう、ていうかもし今オレが独身だったらここで暮らしたくなってたな。
レトロも何もここはマジで築80年近く経つ天然生粋のレトロ部屋。
夏だけは暑さで死ぬ(マジで)からNGだけどいつか誰かここで吞みましょう。