確かスイス戦の前の試合だった。それも確か試合中だった。吉田ちなみ選手がニコニコ笑顔どころじゃない爆笑(しかもかなりいつまでも30秒くらい?)してたシーンをニュースで見た。笑いのツボに入った感じで大声でいつまでも笑ってた。
スポーツの試合、しかもオリンピックで、こういうことが成立することが興味深かった。
かつてなでしこジャパンがW杯決勝で延長までもつれたところまではなんだかんだでアメリカに結局負けそうだなぁって思って見てたけど、決着つかずPK合戦になった時のアメリカ選手の表情がガチガチに硬くて、一方の日本は佐々木監督が爆笑してチームと話してたカットが抜かれて「お!これ、なでしこ勝つ!」ってなんだか確信したもんだった。
今回の吉田ちなみ選手にいたってはタイムアウトじゃなくまだ試合最中でしかもいつまでも笑ってた。
実際何がそんなに可笑しかったんだろ?(笑)あのシーンはなんだかこっちまでハッピーになった。もっかい見たい。YouTubeとかに上がってないかな。
カーリングの日本代表=ロコソラーレっていうのはサッカーW杯に川崎フロンターレが出てるみたいなもんで、野球のWBCにヤクルトスワローズ(ここでヤクルト出せる今回がなんかいい)が出るみたいなもんで、チームワークと一口には言えない何かがいろいろあるんだろな。
監督がいるわけじゃなく、あ、コーチはいたんだね、もぐもぐタイムで誰かいるのは最初「誰?おやつ運んでくる人?栄養士?または食いすぎを咎める係?」とか失礼極まりないこと思ってたくらいにゲーム中はチーム内だけのやり取りで進行するところが独特で、でもやっぱりロコソラーレのやり取りは独特過ぎる。
「どうするぅ~?」とかのトーンが、OLが仕事あがりにロッカールームで着替えながら、
「ご飯食べてこうよ」「いいね、何食べたい?どこ行く?どうするぅ~?」
の「どうするぅ~?」と同一なんだよトーンが。
他国の選手もそんな感じなのかな?とも思ったけどスイスの選手とかはみんななんだかPTAの役員みたいな風情で真面目そうだったし、やっぱなんかロコソラーレが特殊なような気がした。
男子カーリングがビックリするほど取り沙汰されないんだけど男子はどんな感じなんだろう。
男子は対照的に強烈なリーダーシップっていうか大豪院邪鬼みたいなのが率いて、
「いいか、お前ら生きてここから出ようなんて思うなよ、死んでこい、骨は拾ってやる」
「押忍!行くぞ~!ウルトラマッハ投擲(「とうてき」ってこんな難しい字なんだ。てか投擲って言わないよなスローイン?)~!うりゃぁぁぁぁぁぁぁ~!」
みたいなのは考えにくいが、
「もうチョイ右じゃね?1個だけ当てたら良くね?ぶっちゃけメダルとか無理じゃね?入賞でよくね?」
みたいなのでもないだろうし、男子カーリングのやり取りも聴いてみたいな。
とにかくだ、今回の吉田選手の爆笑は五輪史上に残る名シーンだった。
ロコソラーレ最高。お疲れ様!おめでとう!