2022年が始まりました。毎月書いているこの文明通信も176号になりました。
当店は創業から14年半経ちますがこの通信は創業以来毎月書いているので単純に176か月経ったわけです。同じことが毎月恒例第四金曜弾き語りにも言えまして、創業以来一度も休んでいないため(コロナ禍で無観客で配信のみということもありましたが)既に175回演奏してきました。私的な生活習慣としてのルーティンではなく他者に向けた「客体化したものの発信」という意味でのルーティンが私の場合例えばもう1つ、カフェラボ(カフェ開業希望者に向けたオンラインサロン)に毎週投稿している会員限定有料記事というのもありまして、毎回常に3000~4000字をこれまた休むことなく投稿しております。
文明通信や弾き語りが無料であることに対し、カフェラボ記事は会費を得て書いているとう違いはあれど、いずれも自分なりに全身全霊をもって向き合い、そこにかなりのエネルギーを注いでいます。ホームページ内のブログ「マスターの日記」やFacebookやTwitterといった各種SNSに投稿しているものはかなり勢い一発といいますか、瞬発力も大事にしてあまり深く考えずに発信していますが、文明通信やカフェラボ指南書記事はやはりスタンスそのものが異なりますしそれゆえ深い部分での共感を得ていただけることもあり、その時の喜びはまた格別であります。また弾き語りに関してはマンスリーで続けていることで、声帯の維持(声帯も筋肉である以上使っていないと衰えます)さらには向上にもつながり、55歳を目前にした今が人生で最も高いキーが出る状態になっています。
こうした何らかの「他者に向けた真剣勝負」のような、しかもそれが一過性のものではなく毎月もしくは毎週定期的に訪れることがあると日常の中にピリっとした緊張感が含まれそれが日々の程よいアクセントになってくれています。
最近思ったことがあります。それはこうした「ある程度の緊張感を持った他者に向けた真剣勝負」が定期的にいくつかあるということ自体が実はとても幸せなことなんじゃないかということです。それと同時に他者に見られる、読まれるということは容赦のない批判にもさらされるということでもありますが、全力を出せる、心血を注げる物事が存在するということがいくつになっても大切なことで幸せなことであると思うのです。
緊張感のあるルーティンがあることに感謝!
珈琲文明は今年で創業15周年を迎えます。本年もよろしくお願いいたします。
珈琲文明 店主 赤澤 智
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