今年の夏はこんなご時勢でありながらも生涯でも屈指の楽しい夏だった。
そして夏の間ずっと脳内BGMは「若者のすべて(byフジファブリック)」だった。
先日フジファブリックに関するテレビ番組を見た。
フジファブリックは富士吉田市出身のバンド。
オレが某学習塾の富士吉田教室長だったのは2003~2006。
フジファブリックは2004年デビューとあるので、しっかりとクロスしている。
番組の中でも富士吉田周辺の街(下吉田とか月江寺とかのあたり)が映りキュンとする。
「♪夕方5時のチャイムが~」とあるのは実際「♪遠き山に日は落ちて」のチャイムメロディーで少しチューニングがおかしいところとかも懐かしい。
VOの志村氏もこれを聞いてたんだなと思うと一層「若者のすべて」が深く入り込んでくる。「【花火】はやっぱ河口湖の湖上祭のことかな」とか想像するのも嬉しくなる。
塾の生徒たちの口からフジファブリックの名を聞いたことはなくて、
どっちかというとレミオロメン(まぁ「粉雪」があんだけヒットしたからね)の「親戚の知り合い」(笑)とかいう生徒は多かった。
テレビで元メンバーにして現在富士吉田市役所職員の人が働きかけた結果フジファブリックの曲をチャイムメロディにするという案が本当に通り、全国からそれを聴くためにファンが富士吉田(現在は「富士山」駅)に訪れるようになった話があった。
最高のアイディアだし、町おこしにもなってるわけだが、何よりやはりこの元メンバーというのが今でも心底志村氏のことを思い、大切にしているところがグッとくる。
他にも過去に志村氏から「メンバーから外れてほしい」と言われた元メンバーが、
「まわりに言うのじゃなく直接自分に言ってくれたことがありがたかった」みたいなこと言ってるシーンがあったりして、これなんかもうホントに志村氏の人間性を表しているなぁと思った。
オレにとっては三年弱しかいなかった富士吉田ではあるけど、
「何年経っても思い出してしまう」場所。
当時は気づいてなかったこんな素晴らしいバンドと楽曲があの地で、
しかも同時期に生まれていたんだなというシンクロには胸が熱くなる。
2020.8月最後の日に。