音楽仲間の「たかまつなおき」さんからCDを賜った。
「あかざわさとる」と芸名の時は全て平仮名表記になるところに加え、
現役の小学校の先生にしてシンガーソングライター通称「ティーチャーソングライター」っていう肩書もまさに他人とは思えない共通ぶり。
帯に書いてある「大人になるのは楽しいことだ、と今、胸を張って子供たちに伝えたい」っていう部分はもう頷き過ぎて頭がクラクラしてくるし、
過去の自分にタイムマシンがあってひとつだけ伝えていいことがあるならこの言葉こそ伝えたいし、
かつてのオレの教え子達(特に不登校だった子ら)にに対して、ちゃんと声を大にしてこのことは伝えておきたかったなぁとも思う。
このCD、何が素晴らしいって「録音方法」。ギターと歌を同時に一発録りしてるところ。
弾き語りだからそりゃそうだろっていうかもしれないけど今は弾き語りアーティストでもクリック聴きながら歌と演奏をバラで録るっていうほうがやっぱ多い(特にプロの場合)。
でもね、弾き語りってのは文字通り「同時性」が重要で、歌と演奏の「片方が走ったりモタったり」せず、一緒に「同時に走ったりモタったり」する妙味。
これがバンドだとそれこそ「オンリズム&ジャスト」と同じかそれ以上に難しいことなんだけど弾き語りはそれが可能なんで、
RECの時も(ライブ録音じゃなくても)ぜひそうするべきだと思ってる。だから竹原ピストルとかに感動するわけでね。
このアルバム収録曲の中で抜きんでてタイトルが素晴らしいのが「ゴロワーズを吸ったことがあるかい?って聞かれたけどなかったからゴロワーズを吸ってみた」というのと、
もうひとつは「不惑でワクワク」。オレは息子や娘が40歳になってワクワクしてるところを見届けたなら死んでもいいと思っててそのためにはあと36年(89歳!)なんとしても生きたいと思ってる。
歌詞で好きだったのは「コーヒーフィルター」の中の「二人でいるときは気がつきませんでした100枚入りのコーヒーフィルターは独りで使うと季節の移ろいを告げてくれるのですね」というくだり(珈琲文明だと土日の二日間あれば無くなるけど、、、)。
帯の中にもう一つあった「遅すぎることはない。思い立ったときこそ【今がその時】」っていうコピーなんかもうまさに今回の拙著のコピーにしてもいいくらい。
たかまつさんありがとうございました~!