サリサリカリーのマスターが亡くなった。
珈琲文明のちょうど一年早い開店で、当時オレはもう横浜に引っ越してきて物件を探していた時なのと、何より空き物件情報でまさに旧店舗のサリサリカリーとなる場所が空いたという情報も入ってきて有力候補のひとつでもあったためその後そこに飲食店が出来ると知って期待値も高まっていたこともあり、いわばサリサリ開店前から興味関心があった。
サリサリ開店後、早速行ってみて、その後多くの人を虜にしたその圧倒的オンリーワンの味とオンリーワンの店主にやられた。
永ちゃんが広島から上京するときに横浜で金が尽きたんで横浜に住んだ話みたいに、
北海道からスバルに乗って南下してる途中に横浜に根をおろした(横浜ってそういう場所?)という話ももちろん興味深かったけど、
何よりマスターが乗ってたスバルが、なんと俺が幼少の頃(北海道時代)父がかつて乗ってたのと全く同じ型のスバル!父のは緑色だったけど、とにかくエンジンの音だけでもわかる。ボッボッボッボ~っていうあの音。
しかもマスターも北海道の人となればシンパシー感じるのは必然。
遠方からのお客さんで「キッチン友からの珈琲文明」の孤独のグルメコースももちろん多いけど、それと同じくらいかそれ以上に多いのが「サリサリカリーからの珈琲文明コース」だった。
飄々としていながら実はかなり洞察力にも長けてたSさん。
ミュージックジャンプのIさんもそうだったけど、圧倒的オンリーワンのキャラの店主の不在は本当に淋しい。合掌。