二日たった今でも興奮している。
「アイルランドには負けていいとは言わないまでも最終的な星勘定として無理に勝ちに行って怪我、負傷者を出さないようにしてサモアとスコットランドにしっかり勝って、今回は不要な失点をせず少差の負けなら御の字」って思ってた国民多かったはず。
あ、オレです。
さらには「きっともっと我が国でラグビーという競技が成熟する未来にはクレバーな戦いも出来るんだろうけど今回はきっと全力でアイルランド倒しに行って負傷者出して、その後の二戦に影響が出て決勝T逃すパターンな」とか思ってる輩も絶対いたはず。
あ、オレです。
戦う君の歌を戦わない奴らが笑うだろう と中島みゆきは歌う。
戦わないばかりじゃなく、まるで戦略家やスポーツ評論家のようにほざいているヤツ。
いろんなスポーツで見かけるよね、こういうヤツ。オマエ誰だよなヤツ(笑)。
そう、オレです。
今回の日本代表ラガー達は、緻密な作戦を元に、一片の迷いもなく勝ちに行き、しかもラッキーが重なったとかでもなく、内容的にも完勝で、筋書き通りの勝利という結果は、
「誰も勝つと思っていない。
誰も接戦になるとも思っていない。
誰も僕らが犠牲にしてきたものは分からない。
信じているのは
僕たちだけ」
という合言葉(選手は「俳句」って表現してたけど)を全員が真っ直ぐに肝のど真ん中に据えて戦った結果だと思う。
期待の最高の裏切り方。
この試合は見てた多くの子供たちにとっても優秀な未来のラガーメンへの火種となってくれるだろうし、なんかもうラグビー界の明るい未来しか見えない。
個人的にはかつて桜庭一志がホイスグレイシーを破った時以来の痛快だった!