金ピカ先生こと佐藤忠志先生が亡くなったそうな。実はオレまさに代ゼミで英語を彼から教わっていたのが1985年。長文の設問部分だけじゃなく全文和訳を必ずしてくれるところとか有り難かったなぁ。
ひとつ彼のイズムで凄く好きだったところが、横長の何人も座れる机の端っこではなく中に座ってた生徒が途中で帰ったときに階段まで追いかけてって怒りまくりどなり散らしてたんだが、その理由が「途中で帰るんなら端に座ればいい、他の授業中の生徒を立たせるくらいなら最初から来るな」というまさに大正論だった。
見た目は派手だけど「いたって普通に授業を受けている生徒の権利を守る」ことに一本筋が通っていた。
時が流れオレが塾の教室長になったとき、隣の生徒同士がコソコソ喋ったりしてるときはやんわりと注意する程度だったけど、パーテーションの間に無関係な生徒を挟んで離れた距離から喋ってる時にはオレは烈火のごとく怒った、ていうかキレてた。
「いたって普通に勉強している生徒を邪魔する行為は許さない」というこの考えの源泉を辿るとそれはもしかしたら佐藤先生に行きつくのかもしれないなんて思った。
晩年の壮絶な変貌ぶりの記事も見てしまってなんだか自分でも不思議なほどショックを受けている。ご冥福をお祈りします。
https://www.sanspo.com/geino/news/20190925/geo19092512450026-n1.html?fbclid=IwAR37s-l7pL0TdC7_5Z4Hdc67pmCn-j_QnPUvNJHiWb9VwU7ZyD5fn6mF3w8