この度の燃え尽き症候群の最たるものが新たな楽曲作りで、この度の25周年記念最新曲以上に「どうしても表しておきたくてしょうがないこと」が現時点では無くて、引出しはスッカラカン、これからも出てこないかもしれない、、、という不安がチョットだけあって、でもだからといって悲観的になってるわけじゃなくて、「心底訴えたい心情吐露」を歌うためだけに曲作ってるわけじゃないし、そもそも自作曲の大半はフィクション、作り話(「送電線」も「見晴らし」も、もちろん「オレンダ」も)だし。これから先はもっとリラックスして、自然体で創作活動をしていこうと決めた途端にこれからの音楽生活もまたグッと楽しみになってきた。
そう、すごく自由度が高くなってとても清々しい気分である。
これからのコブシャウソングにもご期待ください。
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夢はきっとかなうと 夢をかなえた人だけが言う
追いかけているつもりが ずっと追いかけられていた
長いアルバイト生活 やり甲斐も見出して
それなりの地位にもついた でもずっと疲れていた
ずっと不自由だった
あの日の審査員は己を守るためのコメントだったことが今ならよくわかる
自分は天才かもとか なんて無能なんだとかが 交互に訪れる日々
ずっと不自由だった
手放せなかったものを手放すと 転がり込んでくるもの
まつ毛についた悲しみは 涙の後 虹に変わること
長い時間かけてやっと気づいたことがある
僕は夢をかなえたかったんじゃなく
ただ幸せになりたかったんだ
すぐに思い出せる どん底にいた夏の匂い
独りきりの部屋の中 鳴る風鈴だけを聞いてた
ひどいことをしてきた人に 感謝なんて今もしないけど
あれがあったおかげで生まれた タイミングに有難う
このままここにいると壊れていくのがわかり 外に出て無目的にとにかくただ歩いた
道路沿いに咲いてる花や あの素敵な古い家も 気づかなかっただけで
ずっとあの場所にあった
ギリギリ間に合った いやきっとここしかないタイミング
本当はずっと歩きたかった陽の当たる道に僕は立つ
好きなことだけしていきたいわけじゃない
正々堂々と自分の意志と責任のもとで自由でありたかったんだ
手放せなかったものを手放すと 転がり込んでくるもの
まつ毛についた悲しみは 涙の後 虹に変わること
長い時間かけてやっと気づいたことがある
僕は夢をかなえたかったんじゃなく
ただ幸せになりたかったんだ
ただ幸せに・・・
「僥倖」 作詞・作曲あかざわ さとる 編曲コブラツイスト&シャウト