「研修のため早じまい」した金曜日。「研修?それ実は社員旅行なんじゃん?あ、従業員いないじゃん!なるほど、作者取材のため休載とかそっち系?」いやいや、マジで研修に行ってきました。丸山珈琲表参道シングルオリジン専門店での「サイフォンナイト」。
そう、今回は教えるほうじゃなくてオレが聴講生のほうね。金払って。音楽だって人のライブ見に行くの大事だし当然仕事関係のことも新たな情報インプットは大事。
先日読んだある本の中で「【自分のためになることはわかってるけどちょっと嫌なこと】がある場合、それをやってみる」っていうフレーズに出会い、これを今年のオレのスローガンに確定した。ここでの「嫌なこと」っていうのは嫌っていうより単に「めんどくさい」っていうことだったりするんで、特にこの「めんどくさい」だけがネックになってる場合はすべからくやっていくべし!ということを決めた第一号の行動がこのサイフォンナイトへの参加ね。開始を待っているといきなりスタッフの人が「珈琲文明の赤澤さんですよね?」と声掛けしてくれてビビる。表参道でも悪いことは出来ない(するつもりだったんかい)。このスタッフこそがジャパンサイフォニストチャンピオンシップ4位入賞者でもある三島奈々さんで、彼女はその昔完全にプライベートで珈琲文明に来て文明通信を過去の分まで熟読してくださりその後FBの友人申請までしていただきつながってはいたもののなにぶん彼女側からの発信は皆無(笑)で実はお顔も知らなかったという体たらくなオレ。今や彼女は日本を代表するサイフォニストの一人で、この日は「シグニチャービバレッジ(創作ドリンクのことね)」でコーヒーカクテルを作ってくれた。美味しかった!
本編ではオレは中山サイフォニスト(史上初の国内三度の優勝実績を誇るサイフォンスター)の話を一言も漏らさぬよう食い入るように聴き、訊いた。
さらに会場には超有名女性バリスタ鈴木樹さんもいて大興奮。言うまでもなく、いや言わないとわかんない人のために言うと彼女は「ジャパンバリスタチャンピオンシップ2010,2011と優勝二連覇さらに2016も優勝(世界でなんと2位)2013年には国内2位だがその時の優勝者井崎さんは世界一で両者とも丸山珈琲所属!っていう何この【神はなぜ同じ時代にラオウとトキを】な年もあったりしてとにかくジャパンバリスタチャンピオンシップ優勝三度は史上初」っていうスーパースターでその実物に初めて出会ったもんだから超ヒートアップだった。
サイフォンに関しては目からうろこな気づきも、改善点も見つかり大収穫。
まだ歴史の浅いサイフォニストチャンピオンシップの中で中山さんはパイオニアだからこそ「他のデータがわからない、こなす絶対数が足りていない」という苦労をされたそうで、こういうのはまさに先駆者ならではの悩みだろうなぁって思った。
三島さんがかつてメッセンジャーで「1日なん十杯も淹れている現場の方には頭が上がりません(- -;)むしろ、教えて下さい!」と書いてくれたことがあって、そういう考えをしっかり持ってる人が丸山珈琲のサイフォニスト達なんだなっていうのは本当にカッコイイと思ったのを覚えている。現場にいる側としては逆に改良改善情報収集が大事だっていうことを痛感しつつ、そっかこれまでの12年間に少なく見積もっても十万杯分以上のコーヒーをサイフォンで淹れてきてるんだなぁってことに少し驚いた。千本ならぬ十万本ノック(笑)。数だけはこなしてるなぁ・・・今後も精進してまいります。