2.3年前に20年ぶりくらいにいきなりかつての教え子が店に来てくれて、聞けばコブラツイスト&シャウトで検索してくれてたどり着いたらしく、バンドも長くやっとくもんだなぁと思った。彼を教えてたのは20年以上前で彼はまだ中学生だった。
オレは真面目な人間が好きなんで、「クソ真面目」な彼のことは大好きだった。
彼は警察官になってこの度結婚した。
披露宴でスピーチ&歌を依頼され快諾した。
ギターでぶっつけだといろいろと音量バランスが難しいのでカラオケを用意してもらうことにした。
その際に「よくカラオケで素人が歌いやすくするためにキーを低めにしてあったりするのがあるけど、もしそうならぜひ原曲のままのキーで歌いたいんでそれだけがこっちの要望でーす」と伝えると、ほどなくして(翌日か下手すりゃその日の夜だった)「今、池袋のカラオケボックスに来てます。明治記念館の機械はここと同じなのでこれでいいはずです」と言い、流れる曲の動画(ていうかモニター画面の静止動画)を送ってくれた。
そこまでせんでええっちゅうねん!な行動・・・まったくもう。
小中高の学校じゃなくて一介の学習塾講師(しかもバイトね)にすぎなかったオレ。
司会者から「新郎の恩師であり、現在横浜で喫茶店を経営~」という聴衆一同「?」な紹介がなされ、およそ余興と呼ばれる出し物は他に一切なく、新婦側のご友人による「てんとう虫のサンバ」とか(あ、今だと「トリセツ」とか?)無く、真面目な新郎新婦らしいとても好感もてる披露宴の中、かなりフィナーレに近いほうでの出番だったもんで、結構いい感じに酔って気持ちよかったのは酒だけのせいじゃなかった。
他にも塾時代の先生が結構いてプチ同窓会的で楽しかったことや
我が母親がかつて長年ここ明治記念館で司会をしてきた(そしてそこにこの度オレは初めて足を踏み入れた)ことなども含め、感慨深く幸せなことこの上ないひと時だった。