今月の逸品(一品)「コスタリカ・シンリミテス・ビジャサルチ・レッドハニー」
「レッドハニー」、、、なんだか戦隊モノで一番強いのがとうとう女性ヒロインになったような名前。しかも「シン、リミテス」とはリミットがない、つまり「無限∞」という意味の農園地区。強そうだし美しそうなこのコーヒー、でも「レッドハニー」って何?
コーヒーの精製方法には大きく「ナチュラル(天日干し)」と「ウォッシュト(水洗式)」の二つがあります。ナチュラルは完熟フルーツのような甘さや木の実のような土着的な味、ウォッシュトは柑橘系フルーツのようなスッキリとクリーンな味わい、という特徴がありますが、今回紹介するのはこの二つをいいとこどりしたような製法「パルプトナチュラル(ハニー製法)」についてです。
皆さんの身の回りにはあまりコーヒーの実(コーヒーチェリー)はありませんから、
さくらんぼ(チェリー)や柿や梅干しを少しイメージしてみてください。
果肉と種を分けた時、種のまわりは少し「ヌルッ」っとしてますよね?
この「ヌルッ」っていう部分(【ミューシレージ】と言います)をウォッシュトの場合はもろとも洗い流してしまうのですが、このヌルッっとした部分は残して果肉は取り除き乾燥させる方法をパルプトナチュラルといい、ヌメヌメベタベタ(こう書くとなんだか品がないですが、、、)が蜂蜜みたいだししかもそれ自体に甘さを持つゆえ「ハニー」とも呼ばれます。さらにこの「ミューシレージ」の残存率と糖度の高さ順にイエロー、レッド、ブラックと呼び名が変わっていきます。
そんな「無限大∞の戦隊ヒロインの味」(笑)「コスタリカ・シンリミテス・ビジャサルチ・レッドハニー」をぜひご賞味ください。