平均すると2年に一組くらい現れる「つわもの」。たまたま今回も2年ぶりの出現です。
送られてきた音源は本当に一枚のCDRのみでした(※当店の募集要項の中に「年齢性別国籍不問、輝かしい過去も自己ピーアールも不要と謳っているということもあり)。
聴いてみてまずは「これはいったい何の楽器なんだろう?」という疑問が湧くも、どうであれ楽曲が素晴らしく、演奏クオリティも非常に高く、ぜひお願いしたいと思いご本人にメールしたのちにその楽器が「セルパン」というものであることを知りました。
チューバやユーフォニウムの原型版と呼べる古代の楽器で、現在我が国でこの楽器を操れる人は3人しかいない、となんとウィキベティアにも名前が登場するその人の名前は、
東金ミツキさんといいます。そうです、今回の「つわもの」は我が国が誇るセルパニスト、東金ミツキさんです。「珍しい楽器を弾く人」だからという理由だけでお願いするほど私の耳は節穴ではありません。希少な楽器と高い音楽性、そしてとにかく美しいメロディにのせて東金さんのセルパンが珈琲文明内に響き渡ります。
ド平日の火曜日ではありますが、絶対見といたほうがいいと思います。
【出演アーティスト】東金ミツキさん(&サポートキーボーディスト岸部ヨースケさん)
【日時】10/9(火曜)開場18時半 開演20時(ラストオーダー19時45分)
【場所】珈琲文明
【チャージ】無料。ドリンクは一律ワンコイン(500円)。コーヒーはいつものサイフォンごと提供ではなくカップに注いだ状態で提供となります。
【ご予約】席の予約はできません。良い席はお早目に。
※写真がそのセルパンという楽器です。