小説「尋ね人の時間」で芥川賞、「千の風になって」でレコード大賞作曲賞そして同曲は一切のタイアップもなくミリオンセラー。
そんなスーパーレジェンド、新井満さんから、
この度の「コブシャウライブDVD」の感想を電話で頂戴した(from北海道)。
満さんお気に入りのナンバーは「Ei You」「20年後8月3日送電線の下で」「男の戦い」「にあわなすぎていとおしい」とのこと。「男の戦い」が挙がったことが素敵だ(笑)。
奥様と二人でガッツリ小一時間見てもらえたことが嬉しく、
また奥様にも電話にかわってもらい感想をいただいた。
奥様曰く「Ei Youや送電線の歌は情景がハッキリ浮かぶところが好きです」とのこと。
この一連の電話は我が聖地、西宮北口の駅から武庫川河川敷までの道中の通話で、
満さんはサラリーマン時代に神戸に10年間住んでたらしく、
そこで音楽作品も作り始めたことや、
音楽事務所からの誘いもあったが仕事を辞めなかった話、
「一つのことに集中しなきゃダメだ」という周囲の意見に背を向け、
仕事を続けた姿勢はロックだと思うし、
実はそれにより音楽的に「完全自由」も手に入れた。
「人間てのは、手足目耳、二つのパーツを与えられてるのと同じで、仕事と音楽、二つあることで肉体的にも精神的にも自由になる」という話は
オレが近年ようやく結論づけた「ロックとは自由」という答そのもの。
我が聖地にて、通話中は台風&横殴りの雨でズブ濡れになりながらタメになる話を聴いてるあの時間、流れゆく景色、ずっと忘れないと思う。