出演者募集は一応しており、またそれなりに応募もあるものの、原則的にはよほどのことがない限りもはやイベントは行わないスタンスで、「つわもの」が出てこなくても一向にかまわなくて、じゃあ何のために募集してるのかっていうとこういう人に出会うためなんだろうなぁって思った。
https://iidasatomi.jimdo.com/2017/04/02/%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/
一枚のCDが店に届き、そこには本人のプロフィールは一切なく(PRも年齢も国籍も不要と募集要項に記してある故)、1曲だけが収録されていた。
弾き語りなんかの場合、歌い手の技量よりもとにかく作品がいいかどうか、誰かの真似じゃなく、間違いなくその人自身が消化し昇華させたもの(仮にカバーであれ)であることがまず大前提で、これまでの「青木健さん」「ババカオルコさん」さらにはソロギターで歌は無いけどメロディーが素晴らしい「岩橋信之さん」なんかもそうだし、もう断然作品至上主義のジャッジ。今回もそんな素晴らしい作品を作り出す人でありながら、それを表現する歌がまた絶品に上手い。正直ここまで歌が上手くなくてもいいような気がするくらい上手い。あ、上手いって言っても「うりゃ~!」って男勝りのパワー系とは違って、聴いたその1曲は癒し系(?)だった。
そしてチョット出来過ぎな作品で、この人只者じゃない何者!?(あ、つわものか)っていう好奇心はやはり拭えず、正直この1曲で十分見切れたし本人のキャリアも何も不要で、自分の中では「つわもの」に確定してたものの、本当にただの好奇心とわがままからのみで「他の作品も聴いてみたいんですが・・・」と本人にレス。
結果、他の曲もバリエーション豊かでますます楽しみになった。
たとえばスタジオミュージシャンっていうのはもうとてつもなく上手で完璧を要求される。
歌で言えばバックコーラスの人ね(ちなみにオレの歌の師匠は八神純子のバックコーラスだった)。
彼女、iidasatomiさんはアイドル歌手の仮歌の仕事もしてるというまさに完璧が当たり前の世界でやってきた。
彼女は「でも自分が本当にやりたい世界を披露したくなった」という、この言葉、
すごく共感したのが、「売れ線やポップがダメというわけではなく」という但し書きの部分。
超わかる。けっして前衛的であったりマニアックであるわけではない。
というよりオレが聴いた彼女の作品はどれもちゃんと売れそう。売れろこのやろう。
ともあれ、そんな彼女が復活再生の場としてなぜか珈琲文明を選んでくれた。
リンクを貼っといた彼女のブログ内では場所とかも非公開のままだけど、
こっちで宣伝する分にはOKとのことなので思いっきり蛇足なまでの告知。
でもそこそこに人はチョット来ればそれでいいんだからね(だからなにこのツンデレ)。
5/12(金)開場午後6時半 開演午後7時半(ラストオーダー7時15分。これ以降は受け付けません)。入場無料。
※これまでの「つわもの達の夜」は日曜開催でしたが今回は金曜です。
※ちなみに恒例の第四金曜弾き語りは午後8時開演ですが、今回は7時半です。
もろもろご注意ください。