キング・カズが生まれた昨日2/26はオレが大学に合格した日でもある。
オレ内二・二六事件から31年経つ。
まったくもって大学進学とは程遠い高校に通っていたため、
休み時間も往復の電車の中も勉強し、
校内には進学志望という同志そのものがあまりいなくて、
それでいて結局どこも受からず浪人し、
浪人中は予備校で誰一人とも友達にならず、
広い教室の中央の一番前の席に座って授業を聴いて、
帰りは中野図書館で8時の閉館まで勉強し、
とにかく基本孤独なんだけど、そんな時の脳内BGMはいつもこの中島みゆきの「ファイト!」だった。
https://www.youtube.com/watch?v=10ARdFUWXVM&feature=youtu.be
この歌は不特定多数に向けてではなく、
地味で不格好でもなりふり構わず戦う「個人」(「君」)、「独りっきりの人間」に向けて、
中島みゆきが歌ってくれているんだっていう気持ちにオレはなっていて、
何度も何度もそれこそ「拳の中爪が突き刺さる」くらいに聴いた。
世の一連の「がんばれソング」が嫌いで有名なオレ(知らんがな)だけど、
それはたぶん、高校時代にいきなりこんな凄いものを聴いちゃったからそれ以後これを超える楽曲に出会えてないんだなぁっていう・・・
そう、全て「ファイト!」のせいだ。