こないだの土曜日はお店を早仕舞いして中学時代(関東編)の同窓会に行ってきた。
中3の最後の半年しかいなかったほうの中学だから
アウェイ感ハンパないのかなと思ってたけど、
すごく居心地もよくて楽しくて、ここにいる全員が例外なく半世紀前後生きてんだなぁって思うと感慨もひとしおだった。
オレはこの写真(卒業ライブを視聴覚室でやった「マスタッシュ」というグループの35年ぶりの集合写真)が撮れただけでも大満足だった。
関西の中学ではアリスのコピーばっかだったのがこのマスタッシュは大半をオリジナルで占め、それで正面切ってライブまでして随分な暴挙だったと思うんだが、
今回の同窓会で震えるほど嬉しいことがあった。
それは35年ぶりに会った当時ヤンチャだった同級生のAから言われたこと。
「赤澤の作った【イレブン】未だに歌えるんだよ」
と、当時オレが作ったサッカーの歌をAは、
マジで歌詞もメロもかなり正確に口ずさんでくれた。
一人の友人の体内に35年間ず~っと覚えられていた自作曲があるなんて、
「マジで感動したんだよ」とAは言ってくれたけど、
それを聞いたオレはその百倍感動したよ。
さらにAは、
「あとさ、赤澤はRと対マン張った時も背ちっちゃかったのにデカいRに全然ひるまず向かってったのも感動したんだよ。今日会えてマジで良かった。赤澤に会ってこのことず~っと伝えたかったんだよ」
と言ってくれて、そういえば対マンしたなぁ~って思い出した。
なつかしい。対マン、タイマン・・・圧倒的死語(笑)。
ただこれ実態はちょっと異なっていて、
こう言ってるAは間違いなく「赤澤は全然やりたくないのに不本意ながら戦う羽目になった」と思ってるフシがあるんだが、この時オレもRも別にお互い憎みあってたとか喧嘩の原因があったとかは全くなくて、昼休みに体育館でしようとお互いに事前通達をし合い、
昼休み終了のチャイムをゴングに両者軽い負傷はしつつも終了した。
なんの後腐れもなく、そしてやる前にもそもそも憎しみもない。
でもじゃあふさげあってプロレスごっこだったか?っていうと紛れもなくそれはガチバトルだった。
昼飯を食ってる間それを聞きつけたおとなしめのクラスメイトがこっそりオレに「口車に乗んないほうがいいぞ」と心配してくれたりもしたが、
オレはこれっぽっちも負けるつもりはなくて、昼飯を食べながら、
「背の高い相手といえば、当時ブルースリーが「死亡遊戯」で2m男との戦いで、スライディングキックをして転ばせるっていうくだりがあって、ぜひとも最初はそれでいこう」
とか一人シミュレーションをしてた。
やっぱふざけてる?
いや、真剣だったんだってば。中学生だってば。
今回の同窓会でやはり途中から転校してきたっていう人もいて彼は川口から来たらしく、
彼ととても意見が一致したのが、ここは随分と「ぬるい(良く言えば温かいともいう)空気のところ」で、もちろん平和なのはいいことなんだけど、なんともいえない違和感はあった、ってこと(あくまでも空気の違和感ね。人は当時から全然嫌いじゃなかった)。
とにもかくにもいきなりAがそんなこと言って来て、
Aのためだけに「イレブン」を全力で歌いたくなったよ(笑)。
彼はネット関連は全然やんないみたいだからこの思い伝わらないだろうけど、
本当に嬉しかった。ありがとうA。
それと対マン相手のRにも会いたくなった。
そしてぜひ確認したい。
「オレらって、なんであの時対マンしたんだっけ?」(笑)