お向かいの小龍包店主高梨氏とそれぞれの中にある「店の完全試合(説明省略)」を両店達成のあかつきには「シュラスコ」を食べに行こう、
と随分前から(去年から?)決めていた。
珈琲文明が今年の5月に達成し、六角橋焼小龍包さんのほうは9月に達成しただけでなく、
「ぶらり途中下車オンエアの月は追い風参考記録として、次の10月もやってのけたら本物で超カッコイイから10月もやってみ」とオレの無茶ぶりをマジでクリヤーした二ヶ月連続の金字塔ゆえの堂々たる成績を出し、満票獲得の秋山状態で、
二人は威風堂々ついにレッツゴーシュラスコ。
シュラスコつうのは、ブラジル料理で、串に刺さってる巨大な肉塊をテーブルで削ぎ落としてくれて、コースターを裏返して「No Thank you」にしない限りはひたすらエンドレスで食えるというドリームワンダーランド。
現地の言葉だとシュ「ハ」スコだそうな。
ホイスグレーシーもそういえば文字にするとロイスだし、
なるほどRはハ行発音になるのか、と
好きな格闘技と肉の両方から学ぶという贅沢。
クリスマス装飾に満ちるだけでなく、月まで満ちて、場所がベイクオーター。
ムーディーなこと限りなし。
お洒落な店内見回すに男二人はオレらだけ。
全然いい。男の夢はここにある。
肉を食すことよりも大切なことはこの世におそらくそう多くはない。
まず最初にサラダバーを取りに行ってる間にいきなり始まったサンバパフォーマンス。
それがもう物凄かった、なんというか、そう、いろんな意味で「物凄かった」もんで、
サラダにドレッシングをかけずにいったん席に戻りに来た。
のちに高梨氏も言ってたんだが、あまりに最初でいきなりで、
心の準備が出来てなかったもんでもう少し後にあれがあればさらにテンションが上がったことだろう。
しかし、いいのだ。肉だ。今日は肉だ。
二人して一心不乱に食ってて、完全試合達成に関するお互いの勝利者インタビュー的語らいもなく、ひたすらに食す。うん、これでいい。
ライムと砂糖が無駄に多く入ったなんとかっていう飲み物もよかったんだが、
それに酔ったというよりまさに「肉酔」した。
今後はお互いに「完全試合の定義のハードルをさらに高めに設定する」という、
シビア&ポジティブ&アグレッシブな方向でいくことになったところはちょっとカッコイイじゃないかということでこれからもまた頑張るのだ。オブリガート!

