ず~っとこれを早く告知したくてしょうがなかった。
この一週間まさかのテレビ三連発とか急告がたてこんでいて、
そこにこの告知を挟むことによってこっちが霞むのが嫌だった。
各種媒体に紹介されることはもちろんそれぞれに光栄ではあるんだけど、
個人的感情としてやっぱり「とりわけ超嬉しい、冥利に尽きる」っていうのがある。
これまでのテレビでいえば、まぁ「孤独のグルメ」みたいにもともと単なる視聴者&ファンだったというケースのものは別として、
かつてBSで放映された「カフェ探訪」という番組に出たことがある。
ハリオというコーヒー器具メーカーが完全にセルフスポンサリング制作し、
番組そのものは1分くらいなんだけど、毎回ただひとつのお店しか取り上げらず、
また内容は完全にコーヒーに特化している番組。これは嬉しかった。
雑誌で言えば「カフェアンドレストラン」という専門誌に載った時も嬉しかった。
そしてこの度、雑誌ではなく書籍に載せていただいた。その名も、
「横浜カフェ散歩」http://www.kankanbou.com/kankan/item/661
横浜全域のカフェ50選的なおもむきの内容で、
見開き1ページを割いていただいてます。
自分のお店が載ってなくても確実に購入しているであろう名店揃いの一冊。
こういう中に珈琲文明が入っていること自体が10年前くらいの自分にとっては事件だ。
こういう本よく読んでたもんなぁ・・・
掲載店のエリアはやはりというか、みなとみらい、元町、石川町、山手、本牧、そしてもちろん横浜駅周辺が多く、珈琲文明は「その他横浜市内」という枠にいる(笑)。
阪急電車で例えると(なんでやねん)、
三宮、元町、西宮北口、芦屋、宝塚、そして梅田、とある中で、
いきなり武庫之荘の店登場(笑)みたいな。あ、実は武庫之荘あんまり知らんのやけどな。
でも、その他のエリアの中でもうちの他にはいつか絶対行ってみたいツリーハウスの「なんじゃもんじゃカフェ」さんとかあったり、
本を開くとそのお店の腕を振るったスイーツなども満載で、
こっちはコーヒー以外だと「よもぎ草餅」だったりするけど(笑)、
きらびやかな名店の中に入り込んで大丈夫なのか珈琲文明!?
音楽番組にしてもSONGSとかシオノギミュージックフェアとかさ、
出たらすごく名誉な番組ってあるじゃん?そういうのに出ちゃったみたいな気分よ。
なんで音楽に例えたかったていうとこの本の作者であるMARUさんはこれまでに音楽記事も多く手がけてきた人で、だから余計に話も弾んだ。
第四金曜の弾き語りにもわざわざ足を運んでくれたり、
珈琲文明だけでも3,4回足を運んでくれているという丁寧な取材。
これを50店回った(いや、候補地も入れたらそんなもんじゃ済まないだろう)というだけでも頭が下がる思いなのと、
この本、よくあるグルメ記事のライターさんの書く文章とは確実に一線を画していて、
MARUさんの主観が随所に入っているところが面白いし、
うちのページでは、
「フラスコで温められた水が、沸騰した圧力で管を伝い、
珈琲豆と出会い、美しい琥珀色に変わった」
というように、なんだか描写が小説チックで素敵なのだ。
そんなわけで本当に超おすすめの一冊。
出版社から頂いたものの他に自腹で二冊購入計3冊あるけど、
うち一冊は店先の机の上に開いてあり、一冊は完全に自分が読むものにするので、
今のところ実質1冊だけが店内閲覧可能だけど
これは買っていい本ですよマジで。