

これ思いついた時は「きっと残暑厳しくまだまだ暑いんだろうなぁ」って思ってたけど、
本当に夏が終わってしまったみたいで、昨日はしかも雨まで降ってたようだ。
でも珈琲文明内は雨だろうが見上げれば星があり、そこかしこにキャンドルも焚き、
下界からの光はシャットアウト。
ちょっと暗過ぎでコード譜が読めなかった・・・
そういえばオレは網膜が弱いから暗いところ見えにくいんだったよ。
写真は楽遊庵さんによるこの暗がりでストロボを全く使わずの激写。感謝。
実際はもっとそれこそ洞窟にいるくらいに暗かった。
お客さんが演者に注目することなしに、
この暗闇&星空&キャンドル、そしてこの夏の思い出を回想してもらえるように、
お客さんの視界から消えたくて、
写真のように中二階のいつもはスタッフオンリーと書いてある「渡り廊下」から、
1曲だけ歌ってみた。
完全生声生音でクラプトンの「ワンダフルトゥナイト」。
コブシャウをやる前、それまでやってたJIVE JUNKの後の一年半くらい吉祥寺駅前の路上で毎週(第四ではなく)金曜の夜にいつまでも歌ってたのが22年前。
当時は吉祥寺に住んでいたから終電も関係ない。
午前3時4時頃まで本当にいつまでも歌ってた。
でも必ず終わりの曲は統一しよう、っていうのがあって今の第四金曜でいう「わるくない」みたいなのが、この「ワンダフルトゥナイト」だった。
もうひとつこの夏の思い出として、高校の同級生で一緒に「地球防衛軍」というバンドをやってた時のギタリストと超久しぶりに再会して、
彼もやはり現在西荻窪でお店をやってて、
初めて彼の店に行って、側に転がってたギターを引っ張り出して、
それこそ30年以上ぶりに二人でセッションしたのも「ワンダフルトゥナイト」で、
彼もガッツリ現役でギタリストなんだが、この時はお互いにやたらユルユルで呑みながらやって、これがなんともいえない幸福感があった。
誰に見せるでもなく、声も張らず、ギターも片手間に適当に、
でも音楽でつながった者同士の再会はこうありたいみたいな、
素敵な夜だった。
昨日はそんなオレにとっての夏の思い出も回想しながらの、
素敵な夜だった。
https://www.youtube.com/watch?v=UpAlZH0lcIU&feature=youtu.be
※動画は二階渡り廊下から歌っているため画面に全くいません(笑)