11月9日(日)19時半より「つわもの達の夜」やります。
出演者には一年半くらい待ってもらいました。これまでは女性アーティストが多く、さらに音楽以外の「紙芝居」「朗読」などが多かったのですが、今回はいよいよ男性シンガーソングライターです。歌や演奏よりも何よりも楽曲至上主義の自分にとって彼は久々のヒットでした。ちょうどニューアルバムが発表されたばかりのこのタイミング。機は熟した。
それでは「青木健」さんを紹介します。
この度の彼のニューアルバムに対し、渡邉崇さん(映画「舟を編む」の音楽担当)や、休日課長さん(「ゲスの極み乙女」のベーシスト)等、素晴らしい人たちがアルバムレビューを書いています。そのどさくさに紛れるように私も彼の魅力について(それっぽい口調で・笑)語ってみようと思います。
「彼の楽曲はメジャーセブンス系の旋律が多く、ゆえにシャキっと快活でストレートなポップスではなく、変化球浮遊系ポップスである。そして私は元来このような曲は自分の好みではない。でも青木健さんの曲は好みだ。探るでもなくその理由はわかっている。
私にとってメロディーの好みや価値観をともに出来る人を判断するには3曲ほど用意したい。それは、ビートルズ(というかポール)の「エリナーリグビー」、ビージーズの「How deep is your love」、ギルバートオサリバンの「アローンアゲイン」の3曲。
例えば何十曲、いや何百曲でもいい、この3曲の他に多くの楽曲を無作為に集め収めたCDを聴いて、これら3曲を選び出せる人が私の中で「良いメロディーの琴線」が共通してる人といえる。仮に歌ってる人や演奏が二流でも必ずこの3曲を選び出すことが出来る人(三流だとさすがに厳しいが・・)が上質なメロディー感覚の持ち主であると勝手に考えている。さて、青木健さんであるが、
彼はオリジナルの他にカバー曲の動画もいくつかアップしており、
その中になんとこれら3曲のうちの2曲(「エリナーリグビー」と「How deep is your love」)がある。「アローンアゲイン」は私のレパートリーにあるからそれでいい(!?笑)。
やはりキュンとくる旋律の根幹の部分が同じであるということが好みの理由なのだろう。」
――――――― おじゃ丸(コブラツイスト&シャウト)