いわゆる業界の人にガッツリ名前を覚えられていてオレのことを「マスター」ではなく、「赤澤さん」と呼んでくれる人が二人いる。いや、まぁもうチョットいるけど、今日はこの二名のことに触れたい。新井満(「千の風になって」を作ったり芥川賞作家でもある)さんとローバートハリス(J-WAVEナビゲーターで作家でタレントでもある)さん。
いずれもお店にフラ~っと入って来て頂いたことが縁で、その後それぞれの取材、インタビューを行う場所として頻繁に利用して頂いている。
このお二人のキャラの違いが傍から見ていて実に興味深い。
満さんの場合・・・とにかく威厳、オーラたっぷりで、毎回同席する取材班、業者の方々はカチンコチンに緊張してるのがわかる。うん、わかる、わかるぞ~、オレも最初会った時(誰で何者かその時は全くわかっていなかったのに)からしばらく、いや今でも緊張するもんな。
張り詰めた空気の中、時に繰り出されるウィットに富んだ満さんのギャグも取材班のみなさんがあまりに緊張してるため真面目に聴いて流れるところとか、「今、笑うところだから」と言いたいけどもちろん言えない。
ハリスさんの場合・・・店に来て全員が数分とたたないうちに既に完全に打ち解けている。
ギャグに対してはスタッフの方々がもはや「爆笑」の域に入っている。
人の緊張を解きほぐす天才なのかもしれない。
これらお二方のどちらがいいとか悪いじゃなく、実にキャラが分かれていて味わい深い。
さらにこのお二人が偶然この店でバッティングして会話してる時なんて興味深過ぎて、この状況を無料で観覧(?)、どころかこちらがお金もらってていいんだろうかと思ってしまう。
つい先ほどまでハリスさんがネットドラマだかの打ち合わせでうちの店に来ていた。
終わって、「昼ご飯まだ?じゃ、近くに面白いカレー屋があるから行く?」とスタッフを引き連れて行った。そこが「サリサリ」なのは言うまでもない(笑)。
※写真は満さんとハリスさん、そして写ってるもう一人は、かの井上靖さんの御子息様。