今月の裏文通はぶっちゃけネタには困んなくて、テレビ、フリーペーパー等の面白い裏話盛りだくさんだったんだけど、予定を大幅に変更することにした。
今はやはり8月3日のことが自分内ブーム筆頭なわけよ。
ここは珈琲文明がらみのことを書くところとはいえ、やはり今はこれ、コブシャウ20年。
長いようで短いようでやっぱり長い20年。
27の時に結成したってことになるのだが、20代後半ってところが肩に力入れない、いや入らなくなってたから良かったのかもしれない。
でもね、個人的には34歳~40歳までの間が人生で最も濃かったんで、そういう時期にず~っとコブシャウがあった。
ここでは言えるわけもないあんなことこんなことの時期もそうだし、
例えば「赤澤さん、あさってから大月に行ってください」と辞令(二日前ってどうよ)が出たその土曜の夜がバンドの深夜練だったことをよく覚えている。
「山梨に行くの?オレ」と一人だと悶々となりそうなときに、練習でメンバーに言えるのはやっぱデカい。いや言ったところでなんら慰めも励ましも一切ないんだが、
もうさ、ネタか?っていうくらいの出来事が次々と降り注いでる時期に、
ヌボ~っと変わらなかったのがコブシャウ。変わらないものの存在の大きさ。
思えば20年続いた物事が今のところオレの生涯でコブシャウしかない。
住んだ場所も、仕事も、歴代のバンドも。結婚はまだ10年だし。
音楽生活、つまり作詞作曲を始め、人前でライブというものをやり始めてからは34年たつんで音楽生活はもっと続いてることになるんだが、
そのうちの半分以上はコブシャウが占めてることになる。
コブシャウで10年たった時に出した本「コブラと同輩(キミ)と6の標本(サンプル)」の帯に先輩でミュージシャンの樋口了一さんが、
「何でもいいからそれを10年続けたら神様がご褒美をくれる」っていうのがあるんですけど、このバンドに、神がくれたご褒美はなんでしょう?
それは、あの学生時代の阿呆で馬鹿で真摯な音楽への初期衝動をなくさないまま10年やって来れて、これからもやりつづけていけるっていう貴重な貴重な、ホントに貴重な信頼関係。ですかね。
と書いてくれた。
さてそれがこの度更にダブルスコアである。ダブルディケイドである。20年。
20年のご褒美ってのは、やはり、同じモノと言っていいと思う。
しかし、受け取ったそのご褒美の有り難みのようなものをしっかりと意識しているのが今回なのかもしれない。歳とってくるとホラ、健康のありがたみに気づくとかそういうのと同じかな。
https://www.youtube.com/watch?v=D73z-oKv0Vk
動画は、昨日の第四金曜弾き語りで「一人コブラ祭り」をやった時の模様。
「家族」。そう、「家族」なんだよ。