前職時代、入試当日は講師達を引き連れ校門前激励に行ってた。高確率で雪だった(富士山の麓だし)。だいたいメインの県立公立が二つあってそれぞれに担当生徒割合の高い講師らを振り分けてた。でもこれら二つではない、○○工業ってところがあって、まれに1,2名そこを受験する生徒がいた。そうなるとそこにはオレが行くことにしてた。
メインの二つは他の競合塾の先生やら社員やらそろい踏みで応援グッズ合戦とかもあった。
うちの生徒たちも「なんで室長は来ねぇのよ」って思ってたかもしれない。
競合塾も「あそこはバイトしか応援に来てない、代表は何やってんだか」とか思ってたかもしれない。何とでも思えばよろし。
うちから一人の中3女子だけが○○工業を受けた年、それはそれは大雪だった。
校門前に立ってるのは他塾から皆無。ていうかここの高校のスタッフすらいない。
オレ一人。そりゃ受験生みんなオレが高校のスタッフって思うだろうよ。
みんな挨拶してくる。さらにどこそこの校舎はどこですか?とか訊いてくる。
結構忙しい(笑)。
肝心のその子をお互いに気づかないまま入られたら目も当てらんない。
ほぼ同時くらいにお互い気づき、その子は「先生何やってんの?」と結構爆笑してた。
計算上だとあの子ももう20代半ばのはずだ。どんな社会人あるいは母親になってんだろ。
雪が降ると思い出す。入試@山梨。