


お客さんが書いてくれたフレーズはこんな感じだった。
『いつ』・今年一番暑かった日 ・今日 ・5月19(金曜日)・ポチと家出した日・ゴジラが飛んだ日・秋・クリスマス・太陽が燃えた日・お正月・なんでもない日
『どこで』・港で(横浜港とか)・目黒川沿いのベンチで・桜木町駅のホームで
『誰が』・駅に向かう坂の途中にあるブロック塀の上に建つ猫のブロンズ像とその下に置かれた犬の石像が・うちの犬が・富田純子が・メガネ会計ババァが・九月のクラゲが
『何をした』・鳥かごの中の文庫を取り出した・イルミネーションの光一つをあめ玉にした・地球儀を回しても見つからなかった・コーヒー豆だけボリボリ食べた・納豆には必ず卵を入れた・奇声をあげて軽やかなステップを踏みながら次の闘いへの士気を鼓舞した
『なぜ』・ふと空を見上げた瞬間、あてのない衝動にかられたから・悠香房さんが休みだったので・心がゆれるコトバを掛けられて
『どのように』ホースを思い切り伸ばし、右手で握ったらジェット水流が思い切り出て、窓にはね返り、水をかぶってしまった・夜空の輝く空に向かって
こんな感じで皆さんそれぞれかなりサクサク書いてくれたおかげですぐに回収は出来たんだが、これらを目にして「どないせっちゅうねん!」ってやっぱ思ってしまい、頭の中はもう超光速フル回転。文中の語句を使って100字以内でみたいな緊迫感で編集し、
曲はサビだけなんとなく作ってあとは完全出たとこ勝負。
今年一年は毎月新曲を作り続け、実験的な試みもいくつかやってみたり、ソングライティング的には大充実だった。その最後に「即興」という「苦行であり楽行」が出来て、それこそ充足感がハンパなかった。
ちなみに完成したのがこんな感じです。
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【12月27】
彼女の名前は富田純子 出会ったのは今年一番暑かった日
桜木町のホームで手をつなぎ 目黒川沿いのベンチでキスをした
そしてボクは次の闘いへの士気を鼓舞した
納豆には必ず卵を入れるかどうかで口論となり
冷たくされたこともあるけど
時は流れ 秋になり 冬になり
クリスマスもおととい終わってしまったけど
二人でいればいつも楽しい
なんでもない日だけど
今日は12月27 クリスマスでもない 正月でもない
土日でもない金曜日
今日は12月27 クリスマスでもない 正月でもない
土日でもない金曜日 第四金曜日
2013年12月27日 NO217
ご協力ありがとうございました。
(備忘録。セットリストともいう)
~第一部~
・音高く流れん・ロケットダイブ・F・木枯らしに抱かれて・水上の景色・コスモスチャンピオン・男が女を愛する時
~第二部~
・12月27・キングオブイントロ(「ひょっとしているのかもしれないヤマトの乗組員」)
・キングオブ麺類(サビはどこに行った)・あけましておめでとう(ただいまI’m home.)・つつじ・手紙・わるくない
尚、年間オリジナル大賞は「つつじ」が受賞しました。