
水曜だから店は休みだけど今日は終日店内で映画のロケ。
いわゆる自主制作モノの映画。
珈琲文明のハコのレンタルは実際の相場を考えるとかなり高い(と思う)。
これまで「貸切の場合、どれくらいかかりますか?」という質問をよく受けて、
料金説明するとだいたいがそれで話が終了する(笑)。
まるでこっちの意向としては「貸切不可」っていうか全く歓迎しないかのようだけど、
気持ち半分はそんな感じ。あとの半分は、そういうのとはまるで関係なく、自分の中でワクワクするもの、クライアント(何横文字使ってんだオレ)の人間性により大きく変化する。なんだかやたら上から目線でどうなのよってところだけど、
平常営業をあまり狂わせたくないっていうか、イベントにしても例えば「つわもの達の夜」のように厳選に厳選を重ね、極上なものに限定したいっていう、
うちのブランディング(また横文字だ)を考えてのことなのだ。
今回の映画の監督は年は若いけれど、それはそれは超礼儀正しく、さらに「どうしてもここを舞台でやりたいんです」と去年の秋から打診があり、
確か聖蹟桜ヶ丘(八王子のほうね)にお住まいで、
メールでの質問で全然よいところを
何度もわざわざはるばる直接来てくれて、こっちもここまできてダメとは言えないだろう状態、あ、ウソウソ、断然こっちも前向き積極的に応援したくなったという経緯あり。
そうは言っても無料ってことじゃないし、
リーズナブルプライスにしたつもりではあるけど、
絶対これよりもっと安い値段のハコ貸しの店なんて死ぬほどあるのに、
それでもとにかく「ここじゃなきゃ」的な熱意がバチコーンと届いたんだわさ。
一応「政治的宗教的偏りがないか、公序良俗的に大丈夫か」っていう意味から台本を見せていただいたんだけど、最後のオチがしっかりある作品なもんで、事前に読まないで完成品をいきなり鑑賞したかったなぁ。
完全自主制作モノなので基本的にこの作品が公になることはないと思うんだが、札幌国際映画祭に出品するかもしれないらしいので実は大化けするかも、いやそうなってほしいなぁ。
貸切やイベントはあんまりやんないとかいいつつ、今度の20日(日曜)は12時から2時間ばかり貸切営業となり、また少し先の話だけど、3月16日(土)には、一年半以上ぶりの「つわもの」がついに出現します。やるときゃやるのさこっちだって。