


今月の珈琲文明トイレ内BGMは珍しく悩まずに「九月のクラゲ」。
音源はコブシャウの記念すべき1st「血沸き肉踊るコブラ」より。
そう、完全廃盤モノ。もともとこの世に300枚しか存在しないわけで、
メンバーも下手すりゃ持ってないくらいで、うちにはたぶん二枚ある。
自分の分とまだ結婚してない頃の妻(なんか表現変?)が一枚で計2枚。
そういえば沢本あすか嬢がかつてディスクユニオンで100円でゲットしたって言ってたけど、それはそれでスゲェよな。ベヘリットなみにスゲェぞ。
ていうか売った奴コラー!(笑)
「九月のクラゲ」はレゲェ風味で、コブシャウの本流じゃないし、アルバムの中によくあるあるクールダウン系またはシングルのB面的な感じなんだけが、実際問題このアルバムからの最も出世作だったんだよな結果的に。
有線で1ヶ月間流れたり、東芝が出した英会話教材の挿入歌(まぁ端的に言うと)になったり。
たとえばセカンドアルバム「コブラの快楽」からだと「この部屋はプラネタリウム」で、
サード「わるくないアルバム」だと「しあわせのしわよせはしあさって」あるいは「見晴らしのいい丘」とか、ファンクでもロックでもない、本流からそれるミディアムテンポのコード進行系(しかも全部ラブソングだ・・)がなんだか結局知名度がある曲になってることに気づいてるんだけど、それを不服としたり変な葛藤が生じたりするほどアクティブに活動してないコブシャウです(笑)。
このファーストアルバムはヴォーカルやコーラス以外のインスト陣は完全一発録音なんだよね。しかもオープンリール。一晩で10曲という暴挙ゆえ、演奏録音中間違えた奴はその場で手上げて自己申告中断しない限り完奏したならばもうそれが生かしテイクになるというシステムにした。
今聴いても、少なくともベースで一箇所、キーボードでも一箇所、完全なミスタッチがあるのがわかる。
でもさ、タイコの音(特にスネアとシンバル)なんかはその後のデジタル録音よりもこっちのほうが断然好みだなぁ。
トイレ内に「Now playing」的にアルバムのジャケットを置いてたもんだけど、
このファーストのジャケット(※写真参照)はなんかこう、いろんな意味で違うっていうか、店の感じと違うのは言うまでもないのと、なんていうか、場合によってはネタなの?くらいな域に入ってる(笑)んで、とりあえず裏側を向けておいてあります。
あ、写真2,3はついこないだのライブ@ラフィエスタ。今世紀のものです(笑)。
フォトby楽遊庵さん。いつもありがとうございますです。