
テレビで、「プラウド」という低層(高層ではなく景観重視により敢えて低層だとか)高級マンションのCMをやってて、
「オレ、この建物に一枚噛んでるんだよ」って言ったら、
妻が、「それは妄想?」って言ってきたのがやたらおかしかった。
いやいや、確かにオレそういうこと言いそうだけどさ(笑)、これはマジだから。
今月の文明通信で「物件が空くまでの半年間、ガテン系バイトをした」って書いたけど、
その現場の一つに「プラウド」があった。
正確にはその「プラウド建設のためだけにわざわざ作った作業員の詰め所みたいな小屋を解体する作業」
なんかもう気が遠くなるほどの末端(笑)。でも一枚噛んでんのは確かじゃん?
ガテン系バイトの一連の話はこちら→
http://blog.goo.ne.jp/coffeebunmei/e/6a73909b40ff590139639bd58ad80b27
(裏・実録!「建設作業現場」)を参照してもらうとして、
ここで得た貴重なものとして、「職人さんなり作業員なりのキャラへの免疫」というものがある。普通に話しててもなんだか怒ってるような感じとか、
初対面同士でもタメグチだったり、あ、でもこのタメグチがまた全然嫌な感じじゃなくて、
むしろ好ましい世界で新鮮だった。
珈琲文明着工以降もしばらくこのバイトは続けていて、
バイト中はまさに現場の最下層。
建設中の珈琲文明に顔を出すときはまさに頂点(「施主」だからそりゃそうだけど)。
日替わりで立場が一転してた。
一度食材業者さんが工事中にここで職人さんとバッティングして、
職人さんは全く怒ってないのにその口調だけで業者さんがやたらと謝ってたこととか俯瞰して見ることが出来たり、時にこっちも厳しい口調になったり、
いまいち会話が通じなかったり、いろいろあった文明建設作業現場ではあるけど、変な虚栄も遠慮もなく、等身大なやりとりが出来たのはまさにあのバイトのおかげだと思う。ただまぁムチャクチャ朝眠かったなぁ・・・
※写真はこれら一連のバイトの最後にやった現場、ザ・羽田空港。
前日にメールで翌日の現場の住所だけが送られ、勝手に行くしかないくて、
オレは「マピヨン」だかっていう住所で場所の検索をプリントアウトしてったんだが、
この羽田空港の時はビックリだった。検索した住所が広大な白紙部分が大半を占め、
なんだこりゃ!?って思ったけど、実際行ってみたら妙に納得。
住所とかっていう問題じゃないんだよああいうとこは。