以前も書いたか忘れたけど、ベルセルクの「蝕」までのくだりは本当に名作だと思ってて、
まぁ爽快感ゼロ&絶望感100なところがほんとに凄い。
何よりそれまできっちりと積み上げてきたキャラとかチーム(鷹の団)の描写もなんのその、惜しげもなく壊滅、絶滅させてしまうところが圧巻。映画行きてぇなぁ。
初期の「グラップラー刃牙」にしても名前忘れたけど、プロレスラーでどう考えてもこいつが次の強敵だろうっていう感じでキャラのストーリーを積み上げててたところに暴漢のごとく道端に現れたジャイアント馬場似のマウントトバに一瞬で破壊されるシーンがある。
読者としても一緒に積み上げ上ってきた階段が突然無くなってどうしたらいいかわからんようなドキドキ感がある。漫画ならではの快感なんだろう。
なんでこんな話をしてっかつうとだね、春のうちの「グランクリュ特級農園コーヒー」はね、随分前からオレん中では「エルサルバドル・ラ・レフォルマ(2011COE3位受賞」に決めていた。
丸山珈琲からサンプルが届き、更に自分でも100gほど追加発注し、
プレス、そしてもちろんサイフォン、ブラック、そしてミルク&砂糖入りも、
全パターンのカッピングも終了し、来るべき春のメニューへの刷新を待つばかり、
というまさにその時、「グアテマラエルインヘルトⅠ」の入荷の知らせが・・・
うう、、マジ?それこそゴッドハンドやマウントトバが突然割って入ってきたのだ。
ほどなくしてサンプルが届きマラゴジベと呼ばれる品種の巨大な豆(本当に物理的にデカいんです)を前に、しかも3年前のあの味と決して遜色ないボディに、負けたよ、エルインヘルト、オマエには。
思えば「エルインヘルトⅠ」ってなんだか使途とか巨大な超合金サイボーグ的な響きもあり、しかもⅠ(「ウノ」と読ませるのだが)が1号機みたいで妙に強そうだ。
オレん中にあった春の新メニュー案は完璧に白紙撤回。
しょうがないよヤツが出てくるんなら・・・。
これまで積み上げたほかのラインナップも
急にバランスが気に入らなくなり微妙にチェンジ。
ボリビアは「マルセリーノ(中煎り)」から「エストレジャス(深煎り)」にした。
なんかこういう全てを白紙撤回することがちょっと快感だったりもして。
細かい話(ていうかこういうバカみたいな話じゃなく)は6日発行の文明通信3月号に書いてます。来いや~!エルインヘルトⅠ!
※あ、現時点ではまだコスタリカシンリミテスです。エルインヘルトは来週末あたりかな?