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おかげさまで退院しました。ご心配おかけしました。 まず珈琲文明の営業ですが、15日(木)から営業再開です。 今後ともよろしくお願いします。 ~~~~~~~~~~~~~~ あ~、やれやれ・・・いろんな人にビックリされたけど、もちろんオレもビックリだった。 前日前夜、店主仲間というか、店主うんぬん関係なくとも、たとえば同じクラスにいたらきっと同じグループの類に属するであろう連中、ラフィエスタの松っさん、チャカナのじゃめさん、レジェンドの吉っちゃん、(残念ながらタチバナレコードの横山さんは風邪で欠席)らと、したたかに呑んだ翌日、眼科に行った。 あ、この呑み会と今回の入院は無関係です。 ここんとこ右眼に黒い点がかすかに動きだしていた。 今から12年前の1999年3月にオレは右眼網膜剥離の手術をしている。 だからこの「黒い点」が「飛蚊症」というものであることもしっているし、 イヤな予感が的中。地元で検査するとだんだん事がオオゴトになっていった。 「網膜剥離の侵攻が始まっています。大学病院への紹介状を書きますので、早めに行くようにしてください。それにしてもよく気がつきましたね」と言われた次の日、 12年前に手術、入院した大学病院へ。 今回は初期の網膜裂肛(剥離の手前)だからレーザー手術で日帰りで大丈夫だろう、 くらいの楽観的な気持ちで受診してると、 着の身着のまま、即日緊急入院命令。翌日手術となった。 ここでもまた「剥離しています。でもよく気がつきましたね」と言われたものの、 早いからといって手術には変わらず入院も余儀なくされた。あまり慰めにならない!? でもまぁやっぱ発見は早いにこしたことはないか。 12年前、つまりは干支ひとまわり。いろいろありすぎてヤバ過ぎなこの12年。 病院のある池尻大橋は前職で入社当時に研修した教室があったんだが、 なんとその教室のテナントビル一棟もろとも無くなっていたりの12年・・・。 教室長時代にいきなり2週間の欠勤してたら、教室はいったいどういうことになるのかやっぱ想像がつかないし、文明もオープン当初であればそれはそれでやっぱダメージが大きいし、それを考えると今回のこのタイミングは最悪ではないなと言い聞かせた。 自営業者の休業は「有給」であるわけがないのはもちろん、「無給」ですらなく「マイナス」、 つまり金を払って休むということで、かつ12月といえば年間最大の売上月間でもあるんで、もちろんタイミングはとっても悪いんだが、それでもやっぱ最悪ではない。 二回目の手術というのは変に予備知識もあるぶん厄介だ。 前回の手術中はたとえば「局所麻酔で脳はバッチシ起きてるのになんでメスが目にやってくるところとか、まわりの光景が見えなかったんだろう」なんてこととかは後で思ったんだが、 今回はそういうシーンまでもよく見えてしまった・・・(怖っ!) ただほとんどの時間見えてないのは単に手術台を照らす強烈な照明、逆光線の閃光が眩しすぎて見えてなかっただけだということもわかってしまうから嫌なものだ。 術中にショリショリっていう音も目の筋肉を切ってる音だと今は知ってしまってるから嫌なものだ。なんだこの痛々しい文章は(笑)。すんません・・。 病室は6人部屋。多いのは糖尿病との併発による白内障の患者さん。 だから食事も恐ろしく低カロリー。 窓から見えるドデカいマックの看板は12年前はビッグマックだったのが、 今はクオーターパウンダー。いずれにせよ腹が減る。 他の5人全員が例外なく激しいイビキの大合唱のせいだけではなく、 単にオレが長年の夜型人間ということもあり、それはそれは眠れなかった。 でも昼間はやたら眠く、よく寝た。 12年前は、消灯も過ぎた真夜中にラジオNack5でコブシャウの「しあわせのしわよせはしあさって」が優秀曲賞とやらで流れるってんで上体を起こし暗闇で聴いていたら看護師さんの巡回で見つかって注意されたり、 当時まだヘビースモーカーだったオレは点滴の柱をゴロゴロころがしながら屋上に行ってタバコ吸ってたり、不良高校生か。 コブシャウの活動歴としてはおそらく最も多忙(つっても知れてるけど)な時期で、 若手お笑いイベントライブのハーフタイムショーのゲストで原宿ルイードに出演が決まってて、出場微妙なオレはサックス宮坂をリードVOに指名。並行してメンバーは練習(結局オレは強硬出演したんで宮坂リードVOは幻に終わった)、等々、 入院中も様々な物事が容赦なく進み、それゆえなんだかオレも救われたところがあった。 そう、必要とされている居場所があることが自分の中でかなり救いだった。 当時一介のアルバイト塾講師だったオレのところに、教室長ではなく塾のオーナーがお見舞いに来てくれて、やたら戦略的な相談事みたいな話を持ちかけられたり、そういうことがとにかく嬉しかった。 さて今回は打って変わって超平坦平凡ひねもすのたりのたりかな。 でもこれまたやはり貴重なことなんだよなと思った。 花輪和一さんの超名作漫画「刑務所の中」をベッドで読んだ。 この漫画のラストシーンで「『桜が咲いて絶好の行楽日和』とか『太平洋高気圧に覆われて海に山に人の波が』とかに完全に無縁になってしまうと、心の芯にあるしこりのようなものが体に染みだしてきて、ダルくなっていくらでも眠れる。そして豚のことに思いをはせたりもする。陽光、青空、大地、風、泥遊び・・・一生無縁」これが最後のネームで、 そして安らかに眠る豚の画で終わっていくこの漫画、それが良いとか悪いとかのメッセージ性は一切なく(それゆえそれが名作といわれるゆえん)、こういう淡々としたものを読んでいると入院生活もなんだかグッとくるってもので、とことん淡々と過ごすことに徹してみた。 12年に一回くらいはこういうことも必要な期間なのかもしれないなぁと思ってみたりして、かつまた病院ではこのような静かで孤独な日々なれど、ミクシーのコミュやツイッターで多くの方々に激励のメッセージをもらったりもすると、 文明が自分の居場所で帰る場所なんだと思えることがこれまた嬉しいもので、 本当にありがとうございました。
by coffeebunmei
| 2011-12-12 19:52
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