初めてのハコで、いつもより狭い空間で、知らない人の顔がたくさん見える。
ステージが壇になってない、照明も固定一種類、ドラム生音、でもドラムがやけに響き、他の楽器はドラムに音量バランス合わせるしかないもんで内部は爆音、
自分の声なんぞほぼ聞こえないモニターレス状態だけど、お客さんが歌詞にメッチャうけてくれてるのが見える。前回のサムズアップのときも思ったけど、アウェイ感がない。
特に昨日は出演バンドがバリエーションありすぎの幕の内弁当なのだが、
妙な一体感だった。リハ後はみんなで本当に弁当食べたりして。
主催者の藤澤さんはコブシャウの結成当初、つまり17年前からオレらを見守ってきてくれた人。つまりコブシャウの歴史証人。
10年以上前に藤澤さんの住む北区の王子団地(超巨大団地。そこの団地だけの学校やら病院やら、全部あるようなところ)のお祭りで施設体育館で住民を集めて「やさしいロック講座&ライブ」っていうとっても面白い企画の仕事をくれたりもした。
向こうもそうだけど、こっちも折に触れ会ってきてるわけで、
いつの間にかお互いが歳くってることにいまいち気付いてない。
ていうかどう見ても還暦には見えない人ですハイ。
ライブそのものはね、かなり粗くて、それぞれに結構間違えまくって、
時さんなんかナント曲順間違えて、次はバラードのはずなのが、
思いっきり超エイト叩き出すからメンバー一同ビックリしたもんだ(笑)。
あとこれは内部事情で言わなきゃわかんない話なんだけどね、
オレの足元にカンペ置いといたのを見たら同じ風合いの紙と黒いペンの文字で
「春の風が・・なんちゃら」って書いてあって、
それは前のバンドさんのカンペだってことにコンマ何秒かで気付くんだけど、
その一瞬軽くパニクったりした自分がまたおかしくて、笑いをこらえるの必死だった。
最新曲初披露の「歯をみがくとき、動けない」がうけて良かった。
みんなけっこう「自動改札を通るとき毎回ドキドキしてる」一体感ありました(笑)。
予定調和をぶっ壊し、いかにも一晩だけの、みたいなライブ。
そう、これこそがライブっしょ。こういうライブが好きだ。楽しかった。
次回は4月16日(土)。場所は高円寺。これまたコブシャウ初見参のハコ。
オレらにしてはハイペース。楽しみ。楽しむ。