


まだ開業前に、いつか店が軌道に乗って、
自分に初任給的なものが出せるようになったなら、
その時は「ここ」で何かを買おう。そう思って3年。
ようやくその時が来た。
自営にして初任給もないもんだけど、
初期投資の回収だって終わってもないんだけど、
古臭いフレーズで言えば「自分へのご褒美」。
友人で、「そう簡単に大トロを食ってはいけないんだ」ってことで、
まだ大トロを食わないでいる妙なポリシーを持ってるのがいるが、
それに近い感覚ね。
「ここ」とはどこか?
シルバーの店「レジェンド」ね。
店主吉原さんは散々うちに(超スモーカーだってのに)コーヒーを飲みに来てくれてるが、
俺は昨日初めてまともにレジェンド店内に入った。
欲しいものは決まってた。フェザーのペンダント。
吹けば飛ぶような繊細な感じのフェザーが、
まるで♪風吹いたから飛び、風やんだから降りた(「たんぽぽ」byコブシャウ)
みたいでカッチョエエやないか、ってことでね。
何種類か見せてもらって、最初俺は一番デッカイやつにしようとしてたら、
吉原氏「それたぶんデカ過ぎですよ。コーヒーで、もう十分深煎りなのに、
まだ濃いの飲みたい、みたいな人いるじゃないですか、そういう人向けに作ったものです」
と、まぁ何ともわかりやすい説明をしてもらい、即踏みとどまり、
二番目にデカイのにした(※写真参照)。革ヒモ&ビーズはサービスしてもらった。
そもそもあんまりアクセサリー的なものを買わないってのもあるが、
生涯最高値の一点モノ&一生モノGET。
その後、早速これを首にし、街にくりだし、CD屋へ。
樋口さんの14年ぶりのフルアルバム「よろこびの歌」の発売日。
14年ぶりって・・コブシャウのファースト(廃盤)の頃出て以来ってことだよなぁ。
もともとは作家的活躍メインの人といえばそれまでだけどね、
今回のこのアルバムを聴いてみるに、
やっぱ他人に楽曲提供してきたものとは異なる「本人像」丸出しのコンテンツ。
いや、「本人像」っていっても、オレオレ系じゃなくてさ、
樋口さん本人が本当に思ってること、感じてること、世に伝えたいこと、
それらが全開である。
これってアーティストの理想的なあり方なんだけど、
こういうアルバムが作れるような環境になったっていうだけでも
「手紙」のヒットは喜ばしく思うし、
一生に一枚でもこういうアルバムをメジャーの世界で正面きってリリース出来るというのは、超ハッピーだと思う。
もともと好きだった「HOW?」っていう曲がやっと音源になって嬉しかったのと、
他に「Windy Train」って曲が個人的には特に気に入った。
綺麗な風景が展開されていて清清しい気分になれるのと、
「守れるものはもう多くはない だからなおさらにその笑顔を守りたい」
新人じゃまず出て来ないフレーズだよな。
渋み増してきちゃってます先輩(笑)。
以上、昨日は珍しく買い物フォーミー。