30年以上続いた吉祥寺のライブ&居酒屋「のろ」が閉店するらしい。
敬愛する永井ホトケさんや近藤房之助さんが出演してて、
俺自身も吉祥寺に住んでた当時はホントに足しげく通った。
中でも俺にとってはもう生涯の財産とも言える貴重な体験がある。
近藤房之助さんがここ「のろ」で千円ライブというのをやっていた。
まだ房さんがBBクイーンズとかじゃない時のこと。
俺は当時の友人・浅井(※かの写真家「浅井慎平」の息子。
当時彼は早稲田軽音ナレオの代表でキーボードで、
俺は立教軽音ロイヤルの代表として他大学間交流があった。
お~いリュウスケ、これに気付いてくれたら連絡くれ~)と、
この日のライブに、俺たちは若さ故の暴挙に出た。
「突撃!一曲演らせていただけないでしょうか作戦」
今思うとなんであんな行動が取れたのか不思議でしょうがなく、
今でもドキドキする。
俺が歌で浅井がピアノ、ドラムやベースは、ホンマモンのブルースマン達、
そしてギターは房之助さん。
曲はパーシースレッジの「When a man loves a woman(男が女を愛する時)」
KeyはAで、とか、本番では「房さんのソロです!」とか勝手に振ったりして、
今でもドキドキする。
ていうか、当時の俺を背後からドロップキックしたい。
オマエ何様やねん!
演奏終了後に房さんからいただいた言葉「上手上手」
「じょうずじょうず」
「ジョウズジョウズ」
今も耳に。
打ち上げはそのまま房さんと一緒に井の頭線に乗って、
下北のストンプへ。もともと浅井は下北に住んでる奴だから余裕でオール。
夢のような一日とはこのことで、その後何の財も成していない俺にとっての確実な財産。
モノより思い出。長きに渡るSame old placeに感謝。そしてお疲れ様「のろ」。