ウィスパーボイスの話が出たんで、もう一つ、好みの女性ボーカリストのタイプをあげると、それは・・・
「等身大の歌唱」
をする人かな。
変に作ってない、マネでない、背伸びしない、でもへりくだんない、
そう、ビスケットオリバがゲバルの顔つきを見て、
「いい表情だ。虚勢をはるでもなく、自然体、これがなかなか難しい」
(バキを読んでない人にはサッパリだろうし、そもそもこのセリフはまったく不正確、
たぶんこんな内容のこと)
って言ってたけど、
歌い方もね、その人が等身大でそのまんまス~っと歌うってのは実は難しい。
いや、難しいっていうか、出来てる人は難しいとか思ってもいないことなだけに、
出来ない人は始末におえないくらいに難しい。
演歌歌手の仰々しいビブラートとか、
オペラとかゴズペルとか、
近年の(といってもここ20年くらいの)長渕とか
ハウンドドックのおおともとか、
一連のビジュアル系のVOとか、
後天的に今の歌い方になったとしか思えないんだよなぁ。
いや、別に悪いってことじゃなくて、
そうだったけどそれがもはやその人に染み付いてんならいいわけで、
余計なお世話だし、
ゴスペルとかもう力でねじ伏せる系も俺は大好きだし、
アレサとかがウィスパーでフルコーラス歌った日にゃそれこそ
「等身大」じゃないしね(笑)。
じゃあこの「等身大の歌い方」をする人は誰か?
今パっと思い浮かぶのが、
男性なら斉藤和義
女性ならYUI
かな。作ってない。飾ってない。上記2名の作品にもそれは言えて、ほんと凄いなと思う。
さて、今のが別に前フリってわけでもないんだが、
今度の日曜日に珈琲文明初見参のつわもの
「二階から目薬」
っていうユニット(女性Vo&男性G)のヴォーカルMAYUさんの
ボーカリゼーションがね、
そう!
この「等身大」ボーカリゼーションだと俺は感じていて、
聴いててとっても気持ちがいいのだよ。
ボサノバ色が強いユニットだけど、
いろんな楽曲を自分たちで消化して、
しかも変に飾ってなくて、ス~っと気持ちよく聴ける。
Fly me to the moon とか歌うと(歌わないと思うけど)
メッチャ似合いそうな声質なんだよね。
こういうのってさ、とにかく来てみて聴いてもらうのが一番、
ていうかそれが全てだと思うんで、
チャージは無料だし、初秋の良き日にコーヒー飲みながら、
気持ちよくなりに来てみてはいかが?
ってことです。
9月13日(日)オープン夜7時 スタート夜8時
チャージ無料 良い席はお早めに。