先月より発売中でなおかつ当店初登場にも関わらず10周年関係についかまけてアナウンス遅れましたが、「さくらんぼのタルト」好評発売中です(※フォトby楽遊庵さん_)。
厳密に言うと「チェリークラフティ」というもので、
「フランス中南部、リムーザン地方の家庭で古くから作られていた伝統菓子で、
小麦、卵、チェリー酒、フレッシュクリーム等を混ぜ合わせた生地の中に、
酸味の効いたチェリーを散らして焼き上げたもっちり食感の焼き菓子」です。
毎年夏のレギュラーメニュー「ブルーベリータルト」と共にこの夏はタルト二種です。
ところで、ふと思ったんだけど、この「リムーザン地方」ってとこをオレはいつの日にか訪れる日は来るんだろうか。訪れた際に「おお~ここがクラフティ発祥の地か」って思うんだろうか。そしてクラフティ食うんだろうか・・・。
幼少の頃フランスに住んでたことがある妻にも訊いてみたけどリムーザン地方に行ったことはないそうな。
そんなこと言ったら現在のグランクリュ特級農園コーヒーの
「ボリビア・アグロタケシ農園」に行って、
そこの農園主イトゥラルデさんに会う日って来るんだろうか。
それから関係ないけど、この夏のケーキ二種は本来ならば、
「チェリークラフティ」と「ブルーベリータルト」としたほうがいいんだろうけど、
「クラフティ」っていう名称がまだ市民権を得てないような気がしたのと(オレが無知なだけ?)、ベースとなってる生地はタルトだし、わざわざ「クラフティ」って書くと、
「ミシシッピデルタブルース」と「ブルース」の二つに分けたみたいな印象になるんでここはシンプルな並列でいきたく、両方とも「タルト」に統一してみた。
念のため友人で某フランス菓子研究所の所長にも半ば誘導尋問かのようではあったが(笑)確認をし、「タルトでOK」のお墨付きももらった。
そんなわけでこの夏は甘酸っぱい想い出と甘酸っぱいタルト二種、
そして、ほろ苦いコーヒーでお過ごし下さい。