異業種に飛び込むことに不安はなかったの?
あるに決まってる。
もともと楽観的な人間でもなんでもない。ていうかかなりの不安がり。
何のつてもなく、まだ物件も決まってなく、頑張ろうにもそれ以前の段階で、
仕事も辞めて来たから収入も途絶えてて、
これで不安も何もなかったらよっぽどおめでたい。
横浜に来て初めて作ったのがこの「たんぽぽ」という曲。
これでネガティブな自分自身をどうにかこうにか鼓舞してた気がする。
義父母の山荘から丸山珈琲までの緊迫した車の運転中や、
カフェの学校への通学中や、
物件が決まるまでの日雇いの肉体労働中も、
なんだかずっとこの曲が脳内爆音で響いててくれてた。
いや、無理やり響かせ轟かせていた。
今もこの曲をやるときは無駄にテンション上がる。
この動画では張り替えたばかりのエリクサーの5弦切ってるし(笑)。
動画はこちら→
https://www.youtube.com/watch?v=8oat1-WVfZ4&feature=youtu.be
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風吹いたから飛び 風やんだから降りた
花にはありえない コンクリートに咲いた
いかなるところでも やっていけるとかじゃなくて
そうこういう前に勝手に咲いていたんだ
駐輪場 工場(こうば)の空き地や水飲み場にも咲き
線路脇 砂利道 もしくは普通の花畑
咲く場所を 見つけたんじゃなく とにかく舞い降りた
※オレ たんぽぽ 飛んでみようか 飛ぼうかな
なんて思う前に飛んでいた
オレ たんぽぽここで一花咲かせよう
なんて思う前にまず咲いていたんだ
綺麗とか苦しそうとか道行く人は言ってる
賞賛も憐れみも関係なくただ咲いたのに
強い意志も勇気も あるわけでもなくまずは飛んだ
あれこれ考えず 勝手にただ咲いたんだ
マンホールの隙間 中央分離帯 庭先
排水溝 ドブ川 もしくは菜の花と並んで
咲く場所を 選ぶこともなく 気付けばそこにいた
※くりかえし
オレ たんぽぽ 前ぶれなく 踏まれたり
またどこかで種を撒き散らし
オレ たんぽぽ 木枯らしじゃあるまいし
春の心地よい風にのせられて
オレ たんぽぽ 飛ばされた 飛んでいた
飛んできた また風が吹けば飛ぶ
オレ たんぽぽ ここで一花咲かせろよ
言われなくても勝手に咲いてやる
オレ たんぽぽ
「たんぽぽ」作詞・作曲 アカザワ サトル 編曲コブラツイスト&シャウト