今回の文明通信はブログをただ貼り付けただけの手抜きバージョン、、、
いやいやめっそうもない、カジュアルバージョンだったので、
今回はこっちでかしこまっていこうと思います。
裏が表で表が裏で。
「フレグランス」と「アロマ」と「フレーバー」という言葉の違いをご存知でしょうか。
ここでは辞書的な意味というよりも、コーヒーの世界での話に限ってみます。
コーヒー界での語句では他に例えば「カフェオレとカフェラテ(言葉本来の意味そのものはフランス語とイタリア語の違いなだけでどちらも〔コーヒー牛乳〕っていう意味」の違い)とかも有名ですが、
よりマニアック路線で考えてみましょう。
早速答の発表です。
★フレグランス・・・豆を挽いた粉砕時、または粉になった状態の香り
★アロマ・・・コーヒー抽出後の液状の香り(まだ飲んでない)
★フレーバー・・・飲んだ時の香り風味。
以上。や~めた。なんか急につまんなくなってきた(笑)。
やっぱここはカジュアル路線でいこう。
こんなことどうでもいいっつうか、何かで調べればわかることだし、
この手の話はアロマテラピストの妻に譲るとして、
とにかく珈琲屋をやっててすごい幸せな瞬間ていうのがね、
その昔、喫茶店に入った時に漂ったコーヒーの香りや
家で淹れた時の香り、それだけで幸せになれたひととき・・
それに一日中包まれていることが出来る喜び。
いや、まぁあまりにその渦中にいると麻痺してもくるが、
例えば営業中、商店街の回覧板をまわしに外に出て、
その後自分の店に戻ってきたときに、
まさに「あの時」の「あのひととき」が強烈に感じられたりする。
それはかなりの快感であり幸福である。
あとね、自著「世界一わかりやす珈琲の本」の最終章で
「人間の五感の中で特に〔嗅覚〕は、潜在意識の深い部分まですりこまれている」
と述べたけど、
筒井康隆の名作ジュブナイル「時をかける少女」(彼の作品の中では異彩を放つピュアな話、
いや、彼の真骨頂モノのハッチャケ奇天烈変態系はもちろん大好きだけどね)の名ラスト、
記憶を失くした少女が庭に咲いていたラベンダーの香りになぜか心がザワザワする
みたいなことね。これって、メルヘンじゃなくて、科学的にも理にかなっていると思う。
だからもし俺が記憶を失くし、思考能力もなくなった場合、
どうか俺にコーヒーの「フレグランス、アロマ、フレーバー」三者そろい踏みアメアラレを
おみまいしてくれたらきっと心はザワザワするであろう。
ザワザワして終わりかもしれないけど(笑)。