今回の文明通信で「理想的なカッピングなんつうのは、自分が普段飲んでる方法で飲むのが究極」ってことを言ってるんだけど、同じようなことで思い浮かぶことがある。
レコーディングつうものをやったことがある人ならこれはかなり共感してもらえる自信があるんだが、トラックダウンやマスタリングのときのいわゆるミキシングルームってさ、
最新機器やら高性能機器が揃ってて、スピーカーにしたって超いいものが設置している。
そして、録音したものをそこで聴くと、すんごいイイ音で、カッチョエ~!とかなるんだけど、それって錯覚だよね。
最終的にはリスナーはラジカセとかカーステとかで聞くんだから、
最終チェックはそれこそラジカセとかで聞いてみる(しかもダラ~っと、気を抜きながら)のが超重要ってことね。
まぁもちろん、かといってレコーディングルームに最新高性能機器があるってことはもちろんそれはそれで意味があり、重要。
要は工程の最後を意識するってことだよね。
超高級フレンチで超一流のシェフが作った料理を運ぶウェイターが「これ、舌平目のムニエルっす」みたいなことになったら結局0点だしね。
奇しくも本日、料理研究家のやまはたのりこさんから「なつかしごはん一行レシピ」っていう本(さらに「愛の料理~和食編~」というのと2冊、しかもしかもサイン付!)をいただいた。
まだザ~っとしか目を通してないけど、例えばこの「一行レシピ」って、
本当に誰でも絶対に知ってる食事、おにぎり、卵焼き、シャケ焼、等の大メジャーどころを「一行」で説明してる。
音楽でいえば超シンプルな家庭用ラジカセとかで聞いても、強烈な骨格があるゆえ、ズドンと響くような楽曲。
これだよこれ、究極は。
♪作り出すものではなく プライドは そぎ落とされて残った最後の一切れ(「Alive」byコブシャウ) ※現在アレンジ作成中、いや作ってるうちはダメか、そぎ落としていかなきゃな
この料理本、まずは先に読ませてもらうんで、その後しばらくしたら店内でも閲覧可能にしますんで、読んでみてくだされ。